弍百陸拾参 ページ13
圧倒的力の差
ヒカルの拳は容赦ない
いくら…俺が揺さぶられているとはいえ…
岩本「おら!!」
こんなにもボロボロになるのか…?
フッカ「…サクマが来ない理由なんて、ただ一つ。
自分が来る…タイミングじゃないんだよ」
有岡「でも…サクマが持っているのは雲外鏡と土蜘蛛の力のみ。
人間界に送った仲間を…連れ戻す力は持ってないはずだよ」
そんなの、俺だってわかってるよ
考えないようにしてたんだよ…!!
フッカ「サクマは…正しいんだ…俺はただそれに!!
従えば…いいんだよ…」
バレないようにゆっくりと喋る
有岡「…本当は、そんなこと思ってないんじゃないの?」
俺は目を見開いて顔を上げた
覚は俺だから…心なんて読めないはずなのに…
フッカ「…もう、口出ししないでくれ」
拳を握りしめ、本音をもらす
フッカ「俺だって…わかってるんだよ。
サクマは…俺が考えている関係じゃないって。
けど、もう後戻り出来ない!!」
そして拳を振り上げてヒカルを殴ろうとした
ヒカルは防御の姿勢も見せずにそのまま拳を受け止めようとする
その間に誰かが入って俺の拳を受け止めた
神山「…後戻り、出来るで?」
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2024年2月25日 8時