妖欄綺鍵陸 (ページ1)

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弍百伍拾壱ページ1

知念「…遅すぎる」

　

知念はイライラしている

高木「落ち着きなって。

裕翔もいるし、濵ちゃんもいる。

淳太くんだって強くなってるからそこら辺の妖には負けないよ」

知念「…わかってるけどぉ」

薮「そもそもここら付近のバスはただでさえ本数少ないからね。

帰ってくるの遅いだろうよ」

知念「…迎え行く」

薮「誰の手を借りる？

いくら知念とはいえ、移動手段は同じなんだから」

知念は黙って下を向いた

知念「…雄也はそう言う瞬間移動出来ないの？」

高木「無理言うなよ、機動力に優れてんのって裕翔なんだから」

知念「…あと、大ちゃんか」

有岡くん…か

目が覚めて有岡くんの力がサクマに奪われたことを伝えられた

シゲが糸を出せるからその分補うって言ってたけど

中間「ただいま」

すると淳太くんが帰ってきた

知念「おかえり」

中間「あれ、帰って来てたん？

昨日一日おらんかったから心配してたんやで」

知念「淳太」

知念がまっすぐと淳太くんを見る

知念「大切な…話がある」