妖欄綺鍵弍 (ページ8)

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伍拾捌ページ8

佐藤「あの…確かに僕は死人憑ですけど」

　

突如、呼び出された死人憑の佐藤勝利

この部屋には俺と、知念、雄也

濵ちゃんと裕翔

照史と光

神ちゃんと薮くん

シゲと大ちゃんがおった

望はまだ体調が本調子じゃないらしく、山田くんが看病することに

流星は

藤井「俺、難しい話はパス」

と帰ってった

知念「僕の主の祖母を連れてきてほしい」

佐藤「…何か勘違いされてませんか？

死人を連れてくるなんて無理です」

…え？

中間「どう言う、ことなん？」

佐藤「いろいろな死人憑がいますけど、俺は死人の魂を生きている人間に取り憑かせることが出来るタイプです。

でも、どの死人憑を死人を連れてくることなんて無理なんです」

…そう、なんか

俺は俯く

佐藤「えっと…じゃあ俺は」

濵田「…待て」

濵ちゃんが低い声を出した

この声の濵ちゃんは…

するとシゲは立ち上がって部屋から出ていった

大ちゃんが急いで追いかける

濵田「お前、死人の魂を生きている人間に取り憑かせることが出来るタイプって言ったな？」

佐藤「まぁ…はい」

…あぁ、言いたいことがわかった

中間「この中の誰かに祖母の魂を取り憑かせるってことか」