妖欄綺鍵弍 (ページ7)

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伍拾漆ページ7

知念「…太、淳太‼︎」
　

中間「ん…」

ゆっくりと目を開けると知念が焦った顔で俺の顔を覗き込んでいた

知念「よかった…全然起きなかったから焦った」

全然起きないって…と思いながらスマホを見たら照史から怒涛の着信が来とった

しかも時間が…午前九時過ぎ⁉︎

中間「え、なんで⁉︎」

急いで照史に電話かける

桐山『ホンマ全然出んから家に突撃しようか思ってたわ‼︎

全員濵ちゃんの家におるから、淳太くんも急いで来てな‼︎』

中間「…こんなに寝てたことない」

高木「もしかしたら契約の代償なのかもしれない」

中間「契約の代償？」

俺は準備をしながら聞く

高木「まぁ、契約すると代償がつくって言うのは当たり前で。

目が見えなくなるとか、言葉が話せなくなるとかじゃなくて…淳太の場合は睡眠時間が長くなるんだろうなって思う。

ぬらりひょんと酒呑童子だから」

それなら納得、変な代償じゃなくてよかった

中間「それじゃ、行こか」

知念「わかった」

知念と雄也と一緒に濵ちゃんの家、この村の神社に向かう

濵田「よく眠れたか、淳太」

中間「…もう、ぐっすり、です」