仇拾伍 ページ45
温かな光りが『鍵』に吸い込まれていく
自分でも信じられへんほど、今までに感じたことのない温かさ
その様子を見ておったら淳太くんが苦しそうにしておるのがわかった
桐山「淳太…」
すると後ろから知念と雄也が手を伸ばす
知念「僕たちの力も必要、なんでしょ?」
高木「一人で全部やろうとするな」
中間「せや、な」
光りは全て『鍵』に吸い込まれた
ゆっくりと『鍵』を見ると壊れた箇所なんてなかった
桐山「すごい…」
感心して見ていると
八乙女「照史‼︎」
光が部屋に駆け込んできた
薮「光、照史の『鍵』は壊れた…」
桐山「…光、何もないん?」
八乙女「あぁ、何もない。
あの気持ち悪さも消えて、だから来た」
中間「…よか、た。
『鍵』、治った…修復」
淳太くんはそこまで言うと倒れる
閉じている目からは血が流れとった
高木「力の使いすぎだよ。
妖…ぬらりひょんと酒呑童子の力も一緒に使ってるんだから…悪ぃ」
すると今度は雄也まで倒れた
意識はあるものの、疲れがひどいのか顔色が少しだけ悪い
酒呑童子である雄也でさえこうなるんか
知念「…僕はあと一仕事、終えなきゃね」
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2023年11月17日 8時