仇拾肆 ページ44
高木「…俺は理解できなかったんだけど、知念は?」
知念「信じられないことだけど実際にあったってこと。
その現実が目の前にある」
後ろで知念と雄也が話す
俺も信じられんけど…実際に俺が生きているということが何よりもその証拠や
扉の前に立つ
高木「…俺は直接契約してないけど、この感じ、ずっと光くん抱えてんだろ?
だとしたらすごい忍耐力だね」
知念「『鍵』が壊された瞬間に近づかなかったというのもいい考えだったんだろうね。
…淳太」
中間「あぁ、わかってる」
治し方は…わかった
俺はノックをする
中間「照史、入るで」
照史の返事を待たずに部屋に入る
桐山「淳太くん、どうしたん?」
中間「照史、『鍵』を治す」
そう言うと照史の目が見開かれた
桐山「治し方、わかったん⁉︎」
俺は頷いた
そっと照史の『鍵』に触れる
中間「最初は俺の力だけで治そうとした…それがアカンかった。
婆ちゃんが言ってた、妖と人間を繋ぐものが『鍵』やって。
…俺の力だけちゃう、契約した
すると俺の手から光りが溢れた
知念の桃、雄也の紫
中間「…修復人として命ず、『鍵』よ。
本来の姿に戻りたまえ」
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2023年11月17日 8時