捌拾弍 ページ32
雷を司る妖がいるとのことだ
その妖は強力な雷を落としたり雷を纏ったりするらしい
…そこから生まれたのが
そして契約した人間は『間の者』
俺は幸運だ
ただ、納得いかないことがあった
ぬらりひょんというトップがこの妖界にいること
なんで
俺が…
だけど、雷獣だけの力じゃどうにもならない
どうすれば…そう考えていたら人間と契約することになった
『間の者』であった契約者は俺と仲良くしてくれた
妖だから、という偏見なんてなかった
いつも隣にいてくれた…けど、『鍵』によって縛られているのが嫌だった
その時、契約者の『鍵』が壊れた
『間の者』だけど、分家だったから治せなかった
…チャンスだった
呑めばぬらりひょん様以上の力を…『間の者』の力を手に入れることが出来る‼︎
だから俺は心配するふりをして呑む機会を伺っていた
次第に欠けていく『鍵』
完璧に欠けた時、俺は呑んだ
呑んだ時、記憶がなくなるとか言われてたけど俺はなくならなかった
サクマ「…あはは、これで俺は最強だ‼︎」
…はずだったのに、どうしてぬらりひょんは人間と契約してんの?
今まで下手に出ていたのに…だったら
サクマ「契約者の『鍵』を壊してしまえ」
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2023年11月17日 8時