妖欄綺鍵弍 (ページ31)

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捌拾壱ページ31

つい大声を出してしまう
　

神山「この村が…妖界の一部？」

知念「妖が普通に生活できてるから知ってると思ったんだけど…この日本にはこの村みたいに小さな村ってかなりあるでしょ？

そんな村って昔は生贄みたいな儀式が頻繁に行われていたの。

そういう怨念って妖界に集まりやすい…そして妖となりその怨念を晴らすために人間界で暴れる」

濵田「妖気がその村に溜まりに溜まっていき…」

神山「え、妖気が溜まっただけで妖界に一部になるの？」

高木「おかしいだろ？」

高木くんが聞き返す

高木「妖気が溜まるだけで妖界の一部となるなら…他のところだって妖界になるはずだろ？

この村が妖界に一部になるなんて」

知念「あと、『間の者』」

『間の者』…淳太とサクマ

知念「『間の者』自体の存在がおかしいんだ…ただの人間が『鍵』を修復出来るなんてないんだよ」

これまた疑問点が生まれたな

神山「それこそ『間の者』が関係してるんやろうな」

佐藤「ん…う」

すると眠っていた勝利が起きた

知念くんがぬるりと勝利の前に行く

知念「勝利」

佐藤「ぬらりひょん…様」

知念「僕の命令を聞いてもらおうよ。

最初の『間の者』の魂を…僕に下ろして」