妖欄綺鍵弍 (ページ4)

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伍拾肆ページ4

中間「これ、物置から見つけた家系図」

　

雄也に言われて家の物置探したら家系図を見つけることができた

ちなみに知念はマジで焦ってイライラしとる…から、山田くんと裕翔が宥めとる

重岡「…待って、誰」

伊野尾「あ、座敷童子の伊野尾慧で〜す。

流星と契約してるよ、いのちゃんって呼んで」

キラッという効果音が付きそうなテンションで自己紹介

重岡「流星…なんや、『鍵』持ってたんか」

藤井「親からもらった。

何に使うか知らんかった」

あぁ、なんか藤井家らしいな…

高木「…よくわかんねぇ」

有岡「そもそも『間の者』って何？

流石に知ってるのは上級妖くらいだと思うんだけど」

八乙女「『間の者』…それは『鍵』を治すことが出来る人間のこと。

だけどここ最近は、と言うか本家に至っては五百年生まれてないって聞いたぞ」

それは俺も聞いた

桐山「でも、あの呑まれたものの話し方やと、淳太くんが『間の者』ってことになっとらんか？」

中間「俺、そう言う話全く聞いたことないんやけど」

家系図を遡っても全くわからん

中間「…あ」

桐山「お、何か思い出したん？」

祖母の言葉…アンタはなんでも治せる子

中間「祖母は…何かを知っていた？」