妖欄綺鍵弍 (ページ26)

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漆拾陸ページ26

知念「いい加減、教えて欲しいんだけど」

　

ボロボロになってしまった我が家…というか濵ちゃんの家を大ちゃんの糸や薮くんの怪力で直しているとぬらりひょん様が聞いてきた

ちなみに青い炎は消えているが、力の使い過ぎか淳太は気絶、照史も『鍵』にヒビが入ったことにより妖の隣にいるのは危険ということで淳太と別室にいる

神山「教えるって、何を？」

高木「神主の正体。

あれ、人間じゃねぇだろ」

濵ちゃんを見る

鋭い目つきで気絶している勝利を見とる

あの目つきは…

中島「白蛇様のこと言ってる？」

裕翔が隣から顔を出した

知念「白蛇様…？」

中島「ここの神社、というかこの村の守り神。

濵ちゃんは神社の神主だから白蛇様の力を使えるんだ」

裕翔は待ってました、と言わんばかりに話す

…首、傾げとるけど

神山「神主が全員そうってわけじゃないで。

濵ちゃんは生まれながらにその身に白蛇様の力を持ってたんや」

高木「…じゃあ、契約しなくても」

神山「言ってしまえば白蛇様の力を使って妖を退けることは出来るで。

…ただ、白蛇様自身が出てくることは滅多になかったんや」