漆拾弍 ページ22
有岡「シゲ、しっかりして‼︎」
山田と望の力を借りてシゲを呑まれたものから離す
シゲ「離して…そしたら、許してくれる…」
有岡「しっかりしてシゲ‼︎
ここにあの人はいないから‼︎」
シゲの肩を揺らして正気に戻らせる
山田「…こっちで気を引きつける。
そっちはそっちでどうにかして」
山田は腕に巻いていた包帯を取りながら言う
…こういう行為がイケメンなんだよな
俺は深呼吸してシゲと向き合った
有岡「…シゲ、落ち着いて。
ここにあの人はいない、シゲが怖がる必要はないんだ」
重岡「…いない?
怖がる必要、ない?」
シゲは落ち着いてきたのか俺と目を合わせてくれた
俺は頷いて笑う
有岡「大丈夫、これからは俺が隣にいるから。
この村は安全だから」
コウジ「ちょっと〜俺の計画の邪魔せんといてもらえます〜?」
呑まれたもの、コウジは吹雪を俺に放ってくる
だけど俺の前に山田が立って腕を広げた
すると吹雪は空中で止まる
山田「…俺は見たものを止めることができる。
どの目で見てもいい、この腕の目でも」
腕の目がギョロリとこっちを向いた
有岡「…守ってくれて、ありがとう」
71人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2023年11月17日 8時