妖欄綺鍵弍 (ページ3)

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伍拾参ページ3

サクマ「ありがと〜ね、雲外鏡」

　

ニコッと笑うと雲外鏡はそそくさと去ってしまった

そんなに怖がらなくてもいいのにな

奪った力は来る時に返すのに

ダテ「全く、酷い有様じゃないか。

一体どうするつもりだい？」

ショウタ「あの酒呑童子、何も考えずに炎出してさ。

これ、どうするの？」

ダテとショウタは同じことを聞いてきた

フッカ「そうだな〜、というか俺たちここに入れるか？

ぬらりひょん様のお怒り受けちゃったんだから…もう一度ここに来てそれこそ、けちょんけちょんに」

サクマ「あ、それはないよ」

ぬらりひょん様はしばらく…と言うか自分から妖界に来ることなんて出来ない

あ〜あ、大変だったんだよ？

ぬらりひょん様の力強いから…奪えたのが妖界を行き来する力だけってさ

コウジ「…なな、俺人間界行ってみたい」

するとコウジが手を上げた

ヒカル「…どうした、急に」

コウジ「ふふ、気になる人間見つけたんや〜。

離したくないなって思って」

アベ「行ったところで呑めないだろ、俺たちもう呑んでるんだから」

アベちゃんの言う通りなんだよな〜

コウジ「そこもちゃんと考えてあります‼︎

…『鍵』壊して呑まさせるんや」