暗殺教室から帝光に派遣されていた本性ワンコ女子は任務を終えて春休みのようです【暗殺教室×黒子のバスケ】part8 (ページ10)

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もう会えない 254話ページ10

メグside

私たちの卒業式の日、Aは約束通りの時間に来た。
車椅子に乗って。
剣さんも松葉杖代わりに車椅子を支えに歩いて来た。

アレンさんは剣さんの松葉杖を持って2人を心配していた。

ﾋﾞｯﾁ｢全員揃ったわ、カラスマ。｣

烏｢あぁ、じゃあ全員乗り込んでくれ。｣

全｢はい。｣

ヘリの中はとても静かだった。
全員が…もう二度と着ることのない制服の裾をギュッと掴んで。

バラバラバラ……

磯｢みんな、降りよう。｣

ゾロゾロと降りていって私達はそこから立ち竦んだ。

貴｢なに…これ…｣

真っ平らになった私達の1年間の大切な学び舎は黒く焦げて形を忘れていた。

ひなた｢ここまでの大爆発で生きていれるのは…｣

ｶﾙﾏ｢これ、せんせーの脱皮の皮。せんせーは最期まで俺らを守ってくれんだよ…。｣

どうしても殺せんせーは私達のせんせーだ。

渚｢みんな…卒業式…しよ？｣

貴｢そ…だよ…!!｣

理｢お届け物ですよ。｣

全｢!?｣

理事長!?

理｢皆さんの卒業証書、殺せんせーからのアドバイスブック、アルバム、その他諸々、あと大切な伝言を預かってますので、来ると聞いて。｣

貴｢……｣

本校舎のみんなの卒業式はとっくの昔に終っている。私達だけの卒業式。

あんまり何をしたかは覚えてない。
あるのは重すぎるアドバイスブックとアルバムが膝の上に乗っかかってるってこと。

もうみんなに会えないんだろうなぁ…
危険に晒すことになるから、それなら永遠に分かれた方がましだから。

理｢あぁ、皆さんにとても大切な伝言です。皆さんは世界の暗殺者から狙われています。｣

全｢!?｣

どういうこと…？