もう会えない 252話 ページ8
貴女side
コンコン
貴｢剣…ちゃ!!｣
剣｢お嬢!?｣
剣ちゃんは頭や腕や足、至る所に包帯や点滴が繋がれていた。
剣｢旦那様…奥様…俺が近くにいながらお嬢様をお守りできなくて…大変申し訳ありません。｣
父｢そんなことないよ剣人君。君はよくやってくれた。｣
母｢予想もできなかった最期、守れなくてもしょうがないわ。現にAと貴方が生きている。ほかの生徒達も無事。申し分ないわ。｣
貴｢そっ!!剣、ちゃ、悪く…ない!!｣
車椅子を頑張って進め剣ちゃんの側により頭をポンポンと撫でる。
剣ちゃんが慰めてくれるように。
いつもしてくれてるみたいに。
剣｢お嬢…｣
貴｢早く…元気に、なて…ね!!｣
剣｢おう。俺の回復力舐めるなよ。すぐに元気になって車椅子押してやる。バスケも暗殺も相手になる。待っててくれよな。｣
貴｢う、ん！ま、てる…から!!｣
剣人side
この様子を見てひっそりと出ていった旦那様と奥様。
その顔は満足そうだった。
お嬢と会って10年目か…
早いもんだな、もう2桁か。
あった時16歳だから。
老けたもんだな笑
あん時はわからなかったが今ならわかる。
あの時俺がお嬢の執事に選ばれた理由。
幼いお嬢が、相棒を失った大きな傷を負ったちっちゃなお嬢が気を張る必要性がない存在であること。
ーーーーそして
長い年月を共にして強い信頼関係を築ける相手が必要だったから。
ただ跪くだけの執事ではお嬢の相手は務まらない。
だから俺が選ばれた。
暗殺者だった俺。
友人でもなく、恋人でもなく、兄弟でもない
長い間を共にした主従関係だから。
だからお互いを信頼し会える。
支え会えるんだ、と。
そーいりゃ俺の弟…しゅうぞうが生きてたら16か…
まぁ、生きてたら。なんだけどな。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.
短い間にコメントありがとうございます!!
小さくですが1歩ずつ進んでいこうと思います!!
これからも応援よろしくお願いします!!
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ミューゼス(プロフ) - 怜弥さん» 泥でもあびるんかw凄い間違え方しちゃってたね！ありがと！ (2016年9月2日 9時) (
レス) id: e7e8019847 (このIDを非表示/違反報告)
怜弥(プロフ) - 血を浴びるだよー。 (2016年9月2日 6時) (レス) id: b52ead1178 (このIDを非表示/違反報告)
ミューゼス(プロフ) - リアさん» 応援ありがとうございます！これからもご愛読よろしくお願いします！ (2016年9月1日 10時) (レス) id: e7e8019847 (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - こんな長い作品凄いです(*゜Q゜*)高校生編読みたいです(*≧∀≦*)お願いしますm(._.)m (2016年8月31日 23時) (レス) id: d1602d1849 (このIDを非表示/違反報告)
怜弥(プロフ) - ミューゼスさん» ええよええよwww (2016年8月30日 12時) (レス) id: b52ead1178 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミューゼス x他1人 | 作成日時：2016年7月14日 22時
