暗殺教室から帝光に派遣されていた本性ワンコ女子は任務を終えて春休みのようです【暗殺教室×黒子のバスケ】part8 (ページ35)

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次は。 269話ページ35

貴女side

ついに迎えた月音学園高校へ向かう日。
奇跡的な回復で昨日、車椅子が取れた。
自分の部屋を歩いてみる。

A車椅子取れた☆

RIOじゃあ学校探検みんなでしよーね( •̀∀•́ b)

母｢A。｣

父｢用意はできたのかい？｣

貴｢母さん!!父さん!!うん、できた。｣

母｢あ、A。CROWNの幹部になる話なんだけど…｣

貴｢!!｣

みんなと高校に入ることによって渡米を辞めたことの代案が入学とすぐに幹部になること。
この案を私は飲んだ。
今は形だけだけど母さんが幹部。今回それを受け継ぐ形になった。

父｢最年少幹部なそうじゃないか。頑張れよ。｣

貴｢父…さん…？｣

声が振るえてる？
母さんも、泣くのを耐えてる？

母｢〜っ!!｣

ガバッ

2人に勢いよく抱き着かれる。

父｢自慢の娘が!!今から華やか盛りというこの時期に!!まだまだの…可愛いAが!!命をかけて血を浴びるんだぞ!!笑顔で送れる親などいるもんか!!｣

貴｢…父さん。｣

でも父さん、私は裏世界でも生きてかなきゃダメなの…
父さんの生きてきた世界に全てを委ねる事はできないの…

母｢相棒を失い!!師を自らの手で殺め!!それでまだ足りぬと…こんな時期から人の命を奪う指示を出すなんて…もう…いやよ…!!｣

貴｢母さん…｣

母さんの声が細く、高く残る。
つられて私もいつの間にか涙が伝っていた。

父｢A……ちっちゃい時のように呼んでくれないかな？パパ…ママと…。｣

貴｢パパ…!!…ママ!!行ってきます!!｣

母｢ｸﾞｽｯ……A…これを…。｣

優しく頭に置かれたのは小さいけれども光り輝く冠。

母｢パパとママからのお祝いよ……高校入学…幹部就任…おめでとう。｣

貴｢パパァ…ママァ…｣

私、頑張ってくる。
仲間だけじゃなくて、家族も守れるようになる!!

決意を胸に翌日の朝、同伴の剣ちゃんと車に乗った。
最後にハグをして、笑顔で大きく手を振って、我が家を後にした。

剣｢お嬢、あれが高校のあるとこだ。｣

着いたのは東京の某隣県、少し外れた山々。

貴｢山しか見てないんだけど…どこ？｣

剣｢わかんねーけどたぶんあの山から、あっちの山。真ん中に校舎、寮とか、建物があるらしいぜ。｣

貴｢ひ〜ろっ｣笑

新しい学び舎に、私たちの乗った車は向かって走っていった。

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ーーーーーーーー次章、高校編開幕……。