chapter1 ページ2
A視点
ﾘ ﾘ ﾘ ﾘ ﾘ ﾘ ﾘ
うるさい。
ｶﾞ ﾁ ｬ
母「ねぇ、腹減ったんだけど？」
また、か。
父「やめろ。大事な娘だろう。」
母「うるさいわね。こんなヤツなんて大事な娘とか思った事ないわよ！」
まあ、いいか、もう家出するから。
『申し訳ございません。お母様、お父様。』
父「いや、大丈夫だぞ！」
母「不味…こんな飯食えたもんじゃないわ」
知らねぇよ。黙れババア。
父「なんてこと言うんだお前は。作った方の気持ちが分からないのか。」
『…お父様、学校に行く時間ですので。』
父「じゃあな、なんかあったら連絡するんだぞ？」
『…は、い。』
父さんには感謝だな。
『では。』
母「早く出ていきなさい。」
『はい。』
学校
『おはよー！』
mob「おはー！」
mob「はよー！」
mob「ねぇねぇ、Aちゃん！ここ教えて！」
うるさいな。いつも私に頼って。
『ん？いいよ！ここはね？この前の問題の応用で、こうして、こことここを足してから、ここの答えとここの答えをかけるんだよ。』
mob「Aちゃん！ありがとう！」
どうせ思ってもないくせに。
『いいよ！大丈夫！また何かあったら言ってね？』
mob「はーい！ありがとう！」
mob「Aさん！この前勉強教えてくれてありがとう！おかげで単位取れたよ！」
いちいち言いに来なくていいから。図々しい。
『うん、良かった！私も嬉しいな！』
こんなの表の姿だし。
『はぁ、めんどくさい。生きるの辛…』
？「え？Aさん…？どうした…の？」
『ｯ…なんでもないよ！』
なんで来るの？
弦さん。
gp「…何かあった？」
『いや、』
gp「話して。」
『…分かった。いつも、私、母さんから殴られてた。今日家出して、泊まる場所探してた。父さんとは仲が良かった。父さんが、こんな家出ていきなさい。父さんはいつもAの見方だ。って言ってた。でも私は信じない。いや、信じれない。人が怖い。生きるのが辛い。それだけ。』
gp「だからいつも辛そうだったんだ。」
『え、辛そうだった？』
完璧だと思ったけど。
gp「もし良かったら俺らの家、泊まる？」
『迷惑かけるからいい。』
gp「迷惑じゃないよ。」
『わ、かりました。』
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母「知らないわよ。こんなヤツのことなんて」
『な、んで？お母さん？』
母「うるさいわね。黙れ！」
『ｯ…ごめんなさい…お母さん…』
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作者名：酷街 琉里(シルヴァ) | 作成日時：2023年1月21日 10時
