幽霊の見える小学生になった件

二十五件目 ページ25

「…ありがとう、A。それと言うことは？」
『…？』
なんかしたっけ？
「赤井に睡眠薬飲まされかけたんだろう！？」
あ、それ聞いちゃったの。
『怪しかったから飲まなかったよ！』
「それと、しらない人についていくな！いいな？」
誘ったのはコナンくんだがな☆
とりま頷く私だった。
そしてここ最近恒例となっているハグをされた。
疲れてんなぁ。
あにまるせらぴーど下位互角ぐらいになればいい((
それに、ハグは色々と良いらしいし。
父娘らしくない私達を繋げているようなものかな。
そっと頭を撫でる。この人を撫でる人はもうこの世にはいないだろう。
『安室さんの髪柔らかいね！』
私といる時ぐらい気が休まればいいけどな。

『ポアロいくの？』
家に帰ろうとしていると、少年探偵団に誘われる。
「うん！宿題の作文を皆で書こうとおもって！Aちゃんも来なよ！」
どうせ帰っても警察学校組しかいない。暇だし、アムピみたいし、いこ！
『私もいくよ！』

「あらっ！Aちゃん！」
『こんにちわ！梓おねーさん！』
すっかり知り合いだ。
「A、おかえり。」
『ただいま。安室さん。』
「今日はどうしたんだい？」
「皆で作文書きに来たの！博士今日は家にいないみたいなの！」
「早く書いてしまいましょ。」
クールだな哀ちゃん。
「かくのなんだった？」
コナンくんがみんなに聞いた。あ、私もそれ忘れてた。
「将来の夢ですよ！コナン君！」
「将来の夢、ねぇ…。」
君は探偵っぽいねぇ。
「私はお嫁さんにしようかしら？」
う、美し哀ちゃん…
「歩美もそうする！Aちゃんは？」
『私？』
「確かに気になります！」
私が選択する職業は一つだ。
『私は検察官になりたいかなぁ。』
「検察官ってなんだ？食えるのか？」
『食べれないよ。裁判で悪い人と戦う仕事だよ！』
弁護士との口論はゲームみたいなもので、かなりスリリングだ。
「へぇ！Aちゃんの夢しっかりしてるのね！」
『あはは、』
「弁護士じゃないのかい？」
安室さんが不思議そうにいった。
確かに検察って言葉は裁判関連の時ぐらいしかでてこない。確かに弁護士も魅力的だ。誰かを救うことはできる。もしかしたら冤罪なのかもしれないからね。
『うん。検察官の方がかっこいいもん！自分の信念を賭けて悪い人をやっつけるの！』
「…そうか。なれるといいね。」
『そうだね！』
それに検察官は少し公安とも関わったりするからきっと役に立てる筈だ。
私は必ず役に立ってやるから！

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