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件名:茜で染めた緋色3 ページ22

NOside
「はい」
リビングで、"沖矢"がインターホンを取った。
[宅配便です〜]
その声は紛れもない、CV古谷徹である安室の声だ。
ドアを開けると安室がにこりと笑う
「こんばんは。初めまして。安室透です。でも…初めましてじゃ、ありませんよね?」
安室の表情は自信に溢れていた。
沖矢が赤井だと、確信している顔だ。
「少し話しをしたいんですが、中に入ってもよろしいですか?」
安室はにこりと笑い、沖矢にそういった。
「ええ。貴方一人なら。申し訳ありませんが、外で待たれてるお連れの方たちはご遠慮願います。お出しするティーカップの数が、足りそうにないので。」
少し嫌味が入っているが、安室の顔は崩れない。
「気にしないでください。彼らは外で待つのが好きなので。でも、貴方の返答しだいで全員お邪魔する羽目になるかもしれませんけどね。」
沖矢が安室を家の中に招き入れた。
「お待たせしました」
お茶を出すと、
「ミステリーはお好きですか?」
唐突にそんなことをきく安室。
「ええ、まあ」
嘘である。大好きであるこの男(優作)。
じわじわと、核心に迫っていく作戦のようで、
安室は、死体すり替えトリックについて話し始めた。
赤井と、楠田の話から始まる。
そして安室は最後にこの計画は赤井自身が考えたものではなくとある少年が考えたことまで話す。
さすが、というべきだろう。
「連絡待ちです。現在私の連れが、貴方のお仲間を拘束すべく追跡中。さすがの貴方もお仲間の生死がかかれば、素直になってくれると思いまして?でも、出来れば連絡が来る前に、そのマスクをとってくれませんかねぇ?沖矢昴さん…、いや、FBI捜査官、…赤井秀一…!」
「君がそれを望むのなら、仕方ない。」
沖矢さんが"マスク"に手をかけ、外した。
最高の煽り文句だと言えるだろう。
「なんのつもりだ?」
安室が聞くと、沖矢は咳を"二つ"した。
「少々風邪気味なので、マスクをしてもいいですか?君に移すといけない」
「そのマスクじゃない。その変装をとけと言っているんだ。赤井秀一」
安室さんの目が鋭くなった。
「変装?赤井秀一?さっきから一体なんの話しです?」
すると、ギロリと隠しカメラのほうをみる。
「一体何を企んでいる」
その目は怒りで燃えていた。

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チョコミント(プロフ) - mooさん» コメントありがとうございます🙇‍♀️そう言って貰えて嬉しい限りです! (7月7日 17時) (レス) id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです! (7月7日 2時) (レス) @page50 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント(プロフ) - ルリさん» ご指摘ありがとうございます〜!字数がキツキツなので2ndから気をつけさせていただきます!ご感想ありがとうございました! (2022年10月5日 6時) (レス) @page3 id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - 改行したら読みやすくなると思います!! (2022年10月4日 22時) (レス) @page4 id: 2eb7e133f7 (このIDを非表示/違反報告)
お猫様(モドキサブ) - チョコミントさん» そうかママがいた!!安心安心… (2022年9月15日 17時) (レス) @page32 id: cbb1e5dbbc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チョコミンツ x他1人 | 作成日時:2022年8月30日 19時

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