幽霊の見える小学生になった件

六件目 ページ7

たまたまコナンくんと帰っていると、蘭姉ちゃんにあう。
「あ！蘭姉ちゃん！どうしたの？」
めざといな！蘭ちゃんレーダーでもつけてるのか？
『こんにちは。』
私は途中まで家路がコナンくんと一緒なのだ。少年探偵団の皆は先に帰っていた。
「コナンくん！と？」
『安室Aです。』
にぱっと笑う。板についてきたと思う。
「よろしくね、Aちゃん。私毛利蘭。」
『蘭姉ちゃんはどうしてそんなに急いでるの？』
すると、はっとしたような顔をする。
「お母さんが手術を受けるから、病院いこうとしてたの！」
「えぇ！？大丈夫なの？」
「詳しくは聞いてないから…」
『早く行こう！』
「うん。ってAちゃんも来るの？」
気になるじゃん！！！
それと、この話、何処かでみた気がするんだよ。

「手術はとっくの前に終わったわよ、蘭。麻酔が切れて丁度おきたところよ。」
ほわわ。美人だぁ(大歓喜)
「無事でよかった…あとごめん、お父さんに全然繋がらなくて…」
「あのへっぽこのことだから来るとは思ってないけどね。」
…ツンデレだなぁ。なんかほっこりする。
「コナンくんも来てくれてありがとね。あら？その子は？」
『安室Aです！』
「可愛らしい子ね。コナンくんの彼女？」
「ち、違うよ！」
クスクスと笑われる。
やめてくれ。7(17)と7(29)は犯罪臭がするから！(

「英理！！大丈夫か！？」
おっちゃんが病室に入ってきた。
「なんなのよ、騒々しい」
何の話だっけ？
「な、何って…お前手術を…」
うーん？
《どうかしたか？》
ほっといてくれ(
「ただの虫垂炎よ。手術は終わって麻酔が切れて、今起きたところ」
あー！ギスギスとしたお茶会だ！！零の鱗片見える話だ！
「なんだ、盲腸かよ…」
「なんだじゃないわよ！携帯切ってどこで何やってたの!?」
「どうせ競馬か麻雀かパチンコでしょ」
わー。リアルアニメじゃん(
「ば、ばか！俺はちゃんと仕事を…」
「パチンコなんじゃない？だっておじさんの服、上着のお尻の所に変な皺がついてるよ。それって、長い間ずーっと椅子に座ってたってことだよね？」
名推理が炸裂する。
《ふは、バレバレだな。》
警察学校組がゲラゲラ笑う。
「携帯の電源を切ってたのは、ずっとうるさくて、電話が鳴っても聞こえない場所にいたからなんじゃない？おじさん気持ち悪いからって、携帯をバイブにしないしさ」
それに、とコナンくんが付け加える。
「靴紐の間に、パチンコ玉、挟まってるよ。」
可愛そうに…じ・えんどじゃん…

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