妖怪アパートの幽雅な日常〜新たなる力の使い手〜二

第93怪 ページ44

あ)「行ってきます♪」

夕)「行ってきます！」

今日から、二年生

また、新しい学校生活が始まる

街を歩いている時だった

フ)「ご主人様！

今日から『学校』とやらに通うのですな」

夕)「うわぁっ」

フールが突然夕士くんの胸ポケットから出てくるものだから、びっくりした

夕士くんがカバンの中を見ると、底に本が入っていた

夕)「置いてきたはずなのに…」

あ)「あはは」

学校に近づいてきた頃後ろから声がした

恵)「ゆーくん」

夕)「えっ…」

振り返ると可愛い女の子

(あ、彼女さん？)

少し距離を置いて待っていると少し話をしてから来た

あ)「彼女さん？」

夕)「え？ちげぇよ

いとこの恵理子っていうんだ」

あ)「あ、いとこだったの」

私たちは学校に向かって再び歩き出した


あ)「2-Cね！

今年も一緒だ♪」

夕)「だな」

田)「おース！

おはよー！」

夕)「田代〜」

後ろから追突されて机に突っ伏する夕士くん

田)「今年から同じクラスだよ

よろしくー！」

あ)「え！ホント？

うれしい♪」

桜)「クラブも一緒クラスも同じなんてすごい『因縁』よね」

田)「稲葉には助けてもらっちゃったり

ほーんとすごい『因縁』感じちゃうよね」

垣)「ちょっと二人とも

それを言うなら『運命』でしょ！」

田)「ギャー間違えた！」

あ)「あははっ」

(桜とターコとウッチーとも同じクラスになれてよかった♪

二年生は修学旅行もあるし楽しみだな)

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