《3》 ページ18
章大はその手をひいて、トイレに走って逃げた。
「ﾊｧﾊｧﾊｧ…っ…亮っ…ねぇ、亮、しっかりして…」
廊下から聞こえるザワザワに、章大は泣きそうになりながら、亮の目をジッと見つめる。
「ごめん、章大…俺…」
ボロボロボロボロ涙が流れるのを拭ってやりながら、章大は顔を横に振った。
「守ってくれてありがとう、宗佑」
章大の言葉にフッと笑ったあと、亮は咳き込んだ。
「…ｹﾞｯﾎｹﾞｯﾎ…ﾊｧﾊｧ…びっくりしたぁぁ！何やねんこれ！」
「大丈夫、大丈夫。亮もありがとうね」
汗ばんだ背中を擦りつつ、笑う章大の目にも涙が伝った。
「怖かったやろ…？前に立ったとき。」
亮も章大の顔を拭いた。
ご飯中、箸の進まない理由を問われ、
「手が出そうになった。俺、アカンわ」
そう告白した亮。
「でも我慢したんやな。偉いやん、亮ちゃん」
「ちょ、お前なんやねんっ」
隆平は亮をなでたが、怒られた。
「アッハッハッ…亮ちゃん、怒らせる隆ちゃんやっば 笑」
忠義は爆笑していて、皆も自然と笑い出す。
すばるが章大の頬を突きながら言う。
「ちゃんと言えたんやな。お前もよぉ頑張った」
「ちょっ。もう俺ら子供とちゃうねんで！笑」
「何言うとんねん、お前らはいつまでも俺の子ぉや！」
章大は髪をぐしゃぐしゃにされ、不貞腐れていたが、すばるはまだその手を止めなかった。
「うん、そうだよね。ずっといっしょ、か」
皆のワッチャワチャの笑い声でその標準語はかき消されていた。
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想像以上に短くなってしまいましたが、リクエスト作品はコレにて完結です。
引き続き、評価、コメント、リク募集しております(*^^*)
それから、別作品を作ろうと思っていますが、アンケートでも取ろうかな〜という感じです。
自分の中で構想は出来上がっているのがたくさんあるけれど、どれもまだ深いところまで仕上がってません。
なので、アンケートで皆様が読みたいものをより念蜜に書いていこうと思います。
青春のすべては皆様のリクがあるかぎり続くと思われますが、中々更新ができないことをお許しください！
みかんさんありがとうございました〜♡
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light(プロフ) - 青磁さん» ありがとうございます(*^^*)了解しました！気長にお待ち頂ければと思います！ (2017年11月8日 16時) (
レス) id: d372c14226 (このIDを非表示/違反報告)
青磁(プロフ) - はじめまして。以前から、章大くんが初めて肺水腫を発症したときのお話が読んでみたいなあと思っていたので、リクエストしてもよろしいでしょうか。もし記憶違いで既に書かれていたらすみません。 (2017年11月7日 23時) (レス) id: 42ee9097d5 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - リクエスト完結！ありがとうございます！！ (2017年10月9日 16時) (レス) id: 7c86a26d92 (このIDを非表示/違反報告)
light(プロフ) - みかんさん» 完結いたしました〜！ご希望に添えれていれば良いですが^^;また遊びに来てください! (2017年10月4日 22時) (レス) id: 803a88353c (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - リクに応えていただき、ありがとうございます！！ドキドキしながら、切なくなりながら読んでおります。 (2017年10月2日 22時) (レス) id: 7c86a26d92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：light | 作成日時：2017年9月22日 12時
