《2》 ページ14
「……うをぉっ！！？！？
なんやっ！……ゲホッゲホッゲホッ」
突然、体に重圧を感じて、すばるは目を覚ました。
「すばるくん！！
今日、なんの日か知ってる！？」
忠義がドンドンとすばるの心臓部分を叩く。
「……んぁっ、アホっ！はよ降りろって！！」
隆平がちょーんちょんっと股間を触って顔を赤らめたすばるは1番手前にいる亮を抱き上げた。
3人並んですばるの体に飛び乗っていたのだ。
それを見ながら大爆笑する信五と裕。
「わかったわかった！ありがとうな。
はよ着替え？遅れたら病院連れていかんで〜？」
すばるは3人の鼻をチョンチョンチョンと叩いて、クスッと笑った。
「「「嫌やぁー！」」」
自分の部屋へと走り出す子供たち。
自分も身だしなみを整えて、リビングに降りようとしたその時やった。
「もしもし」
慌ててスマホをスライドさせる。
�狃甅瓩判颪い討△辰燭�ら。
ドタバタと財布を持って、スマホを耳に当てて階段を掛けおりる。
「発作か！？今からで【すばる】
今から出るから。と言おうとしたら遮られた。
【すばる、落ち着いて聞いて。】
「落ち着いとるわっ！なんや、アイツ具合い悪いんか？」
声を荒らげたから、廊下にいた忠義がビクついた。
【章大がいない。】
「…………は？」
【点滴もマスクも外して、いなくなった】
「……は？」
靴を履く手を止めたすばるは、ドサッと玄関に座り込んだ。
見かねた信五がスマホを奪う。
「潤？……どうした……？」
信五の声も震えていた。
【病院から抜け出したのかもしれない。
今、スタッフ総出で探してるんだけど、どこにもいない。
家に帰ってない？】
「…………はぁぁぁぁ？
章大がいなくなったってことか！？」
「あ、おい！すばる！！！」
裕が叫んだ時にはすばるは玄関を飛び出していた。
【体力的にもそんなに遠くには行ってないと思うから、とにかく俺らも探してみる。
けど、ケータイ、置いて行っちゃってる。
下手したら誘拐とかの可能性もなくはない。
色々分かったらまた連絡するから。】
信五も追いかけながらその話を聞く。わかった。と答えて全力ダッシュ。
「すばる待てよ！！
お前がこれ持ってなくてどないするんや！」
「やって、章大がっ！！おらんっ！
そんな、あんな状態で！！どっかで倒れてたらっ！」
すばるの頬を涙が伝う。
_______________
更新遅くてごめんなさい(＞＜)
お星様をポチってくださると嬉しいです！
《3》→←ep2∞.君のHappy Birthday《リク》
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 124人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
light(プロフ) - mayufujiyoutomoさん» いつもリクエストありがとうございます！励みになります。次回もまたよろしくお願いします^^ (2019年6月10日 12時) (
レス) id: e738b598a3 (このIDを非表示/違反報告)
mayufujiyoutomo(プロフ) - 今回の更新も期待通りの作品でした。毎回lightさんの更新楽しみです。 (2019年6月10日 11時) (レス) id: e94c7fe551 (このIDを非表示/違反報告)
mayufujiyoutomo(プロフ) - 更新楽しみにしてます。 (2019年3月31日 15時) (レス) id: b681088b76 (このIDを非表示/違反報告)
light(プロフ) - mayufujiyoutomoさん» お返事がハチャメチャ遅くなってすみません(><)コメントありがとうございます！ｺﾄﾞｳﾉｵﾄらしく終われたかなと思います！またの更新お待ちください！ (2019年3月31日 9時) (レス) id: e738b598a3 (このIDを非表示/違反報告)
mayufujiyoutomo(プロフ) - せつないお話しありがとうございました。涙しながらも、最後章ちゃんの手紙の内容を覚えてないというおちにほっこりしました。次回の更新も楽しみにしてます。 (2019年3月20日 0時) (レス) id: e94c7fe551 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：light | 作成日時：2018年5月20日 9時
