《7》 ページ11
3日経って、すばるは朝イチの新幹線で新大阪へ。
御堂筋線を乗り継ぎ、病院へと急いだ。
救急は顔パスで入れてくれて、
「あっ！すばるさん！おはようございます！
待ってましたよーーーー！
もう、たいっっっっへんだったんですから！」
お馴染みの看護師さんに廊下で話しかけられ、やっと病室の前に着いた頃には、既に泣き声が聞こえていた。
「もう、章大くん〜
……食べな元気なられへんし、お薬もしとかな〜」
また別の看護師さんの声と共に、イヤイヤ言う声。そして、咳交じりの、ヒックヒック苦しそうな呼吸音。
「章大！ただいまっ！ごめんな……待ったな……」
ガラガラっとドアを開けると、個室になっていて、どれだけ章大が騒いでいたか、すばるは看護師さんの安堵のため息で分かった。
「…………すばぁ……くん……ｹﾞｯﾎｹﾞｯﾎ んんっ」
前屈みになって、青い唇をして、胸を自分で摩っているのが自分の知っている章大よりもさらに小さく見えて、すばるはヨシヨシと抱き上げる。
体中から伸びている線が絡まらないように。
鼻のチューブが取れかけているのを直してやって、すばるはしばらく謝り続けた。
「ｹﾞｯﾎｹﾞｯﾎｹﾞｯﾎｹﾞｯﾎ……ﾊｧﾊｧﾊｧ……
んー、いやぁ〜……ｹﾞｯﾎｹﾞｯﾎ」
「んー、苦しいん嫌やなぁ。
今日はずっとココおるから、安心しぃ、な？」
何だろうか、この違和感は。
すばるはゆっくりとトントンしながら、段々とコクコクし始めたのをしばらく待った。
「さすがパパ……章大くん、殆ど寝れてなかったんで、裕さんと信五さん付きっきりで」
寝かしつけたすばるがベッドに一緒に横になると、看護師さんが章大にブランケットを掛けた。
章大の体温が高くて、すばるは汗をかきそうなほど。
「……悪いことしてもうたなぁ……」
すると、聞きなれた声がした。
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light(プロフ) - mayufujiyoutomoさん» いつもリクエストありがとうございます！励みになります。次回もまたよろしくお願いします^^ (2019年6月10日 12時) (
レス) id: e738b598a3 (このIDを非表示/違反報告)
mayufujiyoutomo(プロフ) - 今回の更新も期待通りの作品でした。毎回lightさんの更新楽しみです。 (2019年6月10日 11時) (レス) id: e94c7fe551 (このIDを非表示/違反報告)
mayufujiyoutomo(プロフ) - 更新楽しみにしてます。 (2019年3月31日 15時) (レス) id: b681088b76 (このIDを非表示/違反報告)
light(プロフ) - mayufujiyoutomoさん» お返事がハチャメチャ遅くなってすみません(><)コメントありがとうございます！ｺﾄﾞｳﾉｵﾄらしく終われたかなと思います！またの更新お待ちください！ (2019年3月31日 9時) (レス) id: e738b598a3 (このIDを非表示/違反報告)
mayufujiyoutomo(プロフ) - せつないお話しありがとうございました。涙しながらも、最後章ちゃんの手紙の内容を覚えてないというおちにほっこりしました。次回の更新も楽しみにしてます。 (2019年3月20日 0時) (レス) id: e94c7fe551 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：light | 作成日時：2018年5月20日 9時
