1、友達の友達は友達 ページ3
「はぁぁぁぁ目覚めろっ俺の力…ッ」
外も真っ黒に塗りつぶされる頃、真昼が厨二病ポーズをしながら叫んでいる。
「う〜〜っあのホウキ？なんで出ないんだよ…っ」
手首に力を込めながら、ぴょんぴょん飛び跳ねる真昼は端から見たら完璧変人だ。
『ま、真昼…』
「城田真昼…貴様、」
「ふざけているなら帰れ」
「うるせーな‼」
私達は(主に真昼が)今、御園と特訓をしている。なんの特訓かというと
「サーヴァンプの主人が使える…”武器”という力これが扱えないとサーヴァンプは制御できない」
はい、お気付きの通りクロから貰ったらしい真昼のホウキの特訓をしているのであります。
御園が真昼に向かって、丁寧に説明する。真昼もクロにコツとか聞いてたけど、勿論の事クロはめんどくせーと返していた。
『さっきから武器とか制御って言葉出てくるけど、サーヴァンプって戦うのがメインなの？』
御園の説明で多く出てきたこの言葉に疑問を覚えて聞いてみた。
「それは…もともとサーブァンプというのは戦…「何のために力が欲しいのか具体的にイメージするのが大事だと思いますよ？」
御園が何かを言いかける前にリリィが遮って、真昼にアドバイスしていた。なんか変なの。
「…貴様のサーブァンプにやる気がないのは貴様の意思が弱いからだ」
『じゃあリリィが脱ぐのは御園が何かから解放されたがってるからなの…？』
「あれはただの奴の性癖だ‼」
ゴローんとしているクロを横目に御園に聞いてみたら予想通り怒られた。真昼は、力について瞑想していたのでとりあえずクロと遊んだ。
「今度御園にも紹介するよ！まずは桜哉かなーAと俺にリストバンドくれた奴なんだ」
『いっつもふざけてるけどねー良い奴だよ』
「…やめろ。吸血鬼の話をすれば巻き込むことになるしそれがなければ僕と貴様達に共通の話題なんか…」
頬杖をついて俯く御園。私は人間なのにもう、巻き込まれてるけど⁈
「『シンプルにさ、友達の友達が友達になったっていいじゃん／良いと思うよ』」
思った事を言ったら、見事に真昼と被った。シンプルっていう口癖うつったよ…
御園はふんっと鼻をならすとそっぽ向いてしまった。でも、口元が少し緩んでいた。
それから、9時だということで御園の限界がきたのでお開きになった。
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夜月詩音(プロフ) - 怖憂歌@堕天使さん» 指摘ありがとうございます！今度、一気に見直して直させていただきます^ ^ (2016年9月29日 18時) (
レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
怖憂歌@堕天使(プロフ) - ところどころサーブァンプになってますよー！！ (2016年9月29日 18時) (レス) id: 0b14825069 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - 閻羅さん» 桜哉の話はティシュ無しでは見られませんよね！← (2016年8月28日 22時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
閻羅(プロフ) - 目から止めどなく溢れ出る塩水。・゜゜(ノД`) (2016年8月28日 22時) (レス) id: e75d33a950 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！更新速度は、1日に出来るだけ更新するって感じです^ ^ (2016年8月28日 16時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月詩音 | 作成日時：2016年8月22日 20時
