15、新しい主従さん達 ページ17
Mahiru，sids
桜哉を探してもう一回を周りを見渡してみたけどやっぱり何もない。その時、急ブレーキの凄い音がした。
「⁈何…⁈」
見覚えのある黒い車。そこから出てきたのは息を切らした見た事のない茶髪の男の人と双子。
「…でっアホ毛死んだんすか？」
「死んでたらこんな悠長にはしてられませんよ…彼は御園の運転手さんです…ご安心を」
双子が心配そうに御園に近づいた。御園も肩で息するのがやっとみたいで苦しそうだ。
「さぁ真昼くんも早く…Aさんも念のため病院に…」
腕に抱いたままのAを見つめた。気は失ってるけど、息はある…それに、
_____消えちゃえ
あんな言葉…Aは俺やクロ、皆に隠していることが何かある気がして…
「そ…の俺は…大丈夫だから。Aも気を失ってるだけみたいだし…」
「だから、御園を早く…」
断った。リリィはぺこりと頭をさげると黒い車に乗って行ってしまった。
「なぜ…行かない…その子も、心配だろう…」
リリィ達が乗った車をしばらく眺めていたら、隣から嫉妬のサーヴァンプに声をかけられた。紙袋の中から覗いた瞳はAを見ていた。
「だ…って御園のケガは俺のせいだ…っ俺のために御園は…それでみんな…あんなに心配して…」
「それに、Aは病院嫌いだし…きっと怒るしな」
A、今でも注射とか見たら泣かないけど半泣きだしな。
「人間のはずのAまで巻き込んで…俺どんな顔して一緒に行けば…」
「君が責任を感じることじゃないよ」
下を向いていたらいきなり後ろからまた別の声が聞こえた。
「自分のする事にはすべて自分だけが責任を持つ」
「有栖院御園も…そして、そちらのお嬢さんもそのくらいはわかって行動したでしょ？」
振り返ればそこには帽子を少し深めに被る金髪の男の人が立っていた。
「初めまして少年」
「こいつが嫉妬の真祖…疑わしきは罰せよ(ダウトダウト)」
「そしてオレがその主人世界旅行が趣味のしがない骨董屋でっす」
帽子を上げてニコリと笑った男の人。
「よろしく！城田真昼くん？」
目の前に女の子の人形を差し出す男の人。その人形を呆れた目でしばらく見つめていたら
「オレのアベルを性的な目で見るな‼」
「誰が見るか‼」
アベルと呼んだ人形を抱いて怒った男の人。その時、男の人の帽子が吹っ飛んだ。
「ジェジェってばこわーいなぁー」
銃を撃たれる男の人…出会ったのは新しい主従達だったけど…
この人達もやっぱり変人だ！
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夜月詩音(プロフ) - 怖憂歌@堕天使さん» 指摘ありがとうございます！今度、一気に見直して直させていただきます^ ^ (2016年9月29日 18時) (
レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
怖憂歌@堕天使(プロフ) - ところどころサーブァンプになってますよー！！ (2016年9月29日 18時) (レス) id: 0b14825069 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - 閻羅さん» 桜哉の話はティシュ無しでは見られませんよね！← (2016年8月28日 22時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
閻羅(プロフ) - 目から止めどなく溢れ出る塩水。・゜゜(ノД`) (2016年8月28日 22時) (レス) id: e75d33a950 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！更新速度は、1日に出来るだけ更新するって感じです^ ^ (2016年8月28日 16時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月詩音 | 作成日時：2016年8月22日 20時
