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苦手度5、5% ページ8

*南雲sids



「転校生に、俺達流星隊のプロディュースをしてもらおう‼」


朝、隊長が何の考えもなしに決めた事。

丁度2年生のクラスに用があった俺が代表して、その誘いをしに転校生さんの所へ行った。


転校生さんは俺を見るなり戸惑った顔をした。

なんでそんな顔をするのかわからず、プロディュースをして欲しいと頼むと、


『ごめんね。今は、UNDEADのプロデュースで忙しいの。また今度』


作り笑いだとバレバレの笑みで断られた。

踏み込んでくるな。そう言われてる様な気がした。


ショックだった。

人にあんな風に拒絶をされた事が無かったからどうしたら良いかわからなかった。


「はぁ…どうしたら良いっすかね…」


1人、教室に向かいながらため息をつく。

前の俺なら、それならそれで良いと思っていた
誰だって、面倒くさいことには関わりたくない。


「でも、なぁ…」


俺はあんな風に悲しそうな顔をする人を見て見ぬフリ出来るほど器用にはできてない。


____「あの嬢ちゃんは、根性がある。けどな、本当は辛くて寂しくて、仕方ねぇんだろうよ」


大量の仕事を抱えて笑ってる転校生さんを手伝った、大将はそう言っていた。



____「人に頼れないのは、思ってるよりキツイ事だからなぁ」


鉄も、手伝ってやれ。
大将の、いう通りだったっス。

あの人はきっと、何か嘘をついてる。
それがどんな嘘かわからないけど、きっと辛くて重くて一人じゃ下ろせそうもないんだろう。


「やっぱり、放っとけるわけないっす‼」


俺だって、流星隊の一員だ。
困ってる人は、放っておけない。

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設定タグ:あんさぶるスターズ , 流星隊 , 夜月詩音   
作品ジャンル:その他
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夜月詩音(プロフ) - 雷月ささめさん» ありがとうございます!過去の話は、自分の中でも特にお気に入りの下だったのですごく嬉しいです^ ^これをきっかけに、流星隊好きが増えてくれたらな…って思ってます! (2016年6月4日 22時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
雷月ささめ(プロフ) - 夢主ちゃんの正義が苦手な理由、過去とか、凄いゾクゾクしました…!流星隊だから気になったんですが見惚れる内容です〜!これからも応援してます! (2016年6月4日 12時) (レス) id: 85dc925e9d (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - 湊さん» ありがとございます!!作った時、面白いのかな?って凄い不安になってたので…そう言っていただけると嬉しいです! (2016年5月25日 19時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初めまして。コメント失礼します、この作品を読ませていただきました!凄くいい話で、なんというか、もう最高です!!!これからも頑張ってください!応援してます!!! (2016年5月25日 11時) (レス) id: 54cc045c92 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - 竜さん» ありがとうございます!自分でも書いてて、こういう人って実際にいたりするのかな?とか思ってましたw更新も、なるべく早く出来るように頑張ります( *`ω´)b (2016年5月17日 21時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜月詩音 | 作成日時:2016年5月1日 22時

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