7、怠惰のスリーピーアッシュ ページ8
人って、本当に怖い時って頭が回らないんだな。駄目だ…今、目に入ったものさえ何か理解できないや…
あれ、何で龍ちゃん襲われてるんだっけ？手品師の話無視したから？手品師が吸血鬼だから？あれ…？
_____吸血鬼って、何だっけ？
「どォもどォも喝采をどォも‼やっぱ手品よりコッチのほうが盛り上がるなァ〜」
未だ理解が追いついていない私を他所に陽気な声は不快にも響く。
「手品師より吸血鬼のほうがレアだもんね〜？」
「吸血鬼⁈」
『こいつも…⁈』
クロみたいなのが吸血鬼だって言ったから、皆そんな感じだと思ってた。なのに、今目の前にいるのは紛れもない”吸血鬼”だ。
「そォ〜キミも昨日拾ったでしょォ？キミが拾ったのはドレかなァ？」
『どれって…どういう…』
「吸血鬼の真祖は7人兄弟7種類〜色欲？暴食？強欲？憤怒？嫉妬？傲慢？」
「どれも違ァ〜うキミが拾ったのは真祖達の長男〜」
え？クロって長男だったんだ…こんな状況でも、そんな事思える自分の脳を褒め讃えたい。
「”怠惰”の吸血鬼”沈黙する終焉”」
『ス、スリーピーアッシュ…？』
「意味…わかんねぇ何なんだよ…⁈」
あのニートに、そんなかっこいい通り名があったのか…。真昼は、同様した様にさっきの手品師を見つめた。
「お前っ…クロの仲間…⁈」
『いや、きっと違うと思うよ』
さっきの雰囲気とか、龍ちゃんを襲った所見てると何となくだけどわかる。こいつは…
「そォ‼ボクらは、黒猫ちゃん達の事大嫌い〜だーからァ」
「かくまうと串刺しだぞォ？…って、痛いなァキミ」
敵だ。そう頭で感じ取った瞬間、自分の足が意思関係なく動いた。手応えはあったと思ったら、手品師の頬から流れる血。
「チッ…まァ良いや。さァさァ喝采を‼出ておいでェスリーピーアッシュ！吸血鬼らしく派手に‼」
『クロ……っ』
「たくさん殺して競争しよォよ！「椿」もそれを望んでる…」
手品師の背後からクロが出てきた。クロは、華麗に手品師に向かって蹴りを決めると
「逃げるぞ」
「待て待て‼」
『うわっ…ちょっ待って』
猫になった。かと思えば私は引っ張られ真昼もクロの尻尾を掴み手品師から離れた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
はいっ、この新作作ってあまり立っていないのにも関わらず…
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亜蓮 - 29話の下から6行目のそう言うと御園は仕方ないなた、になってますよ、仕方ない、な、の間違いでしょうか？ (2017年11月13日 13時) (
レス) id: 65a5a837be (このIDを非表示/違反報告)
亜蓮 - えっと、28話の1番最初のお前はシンプルに言うとただ椿とかから皆わ、になってます、を、の間違いですよね (2017年11月13日 13時) (レス) id: 65a5a837be (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - れなちーにょさん» すみません！6が抜けていたみたいです…今度、一気に修正する期間を作りたいと思うので…本当にスミマセン（ーー；） (2016年10月17日 6時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
れなちーにょ(プロフ) - 6のお話はないのでしょうか、、？ (2016年10月17日 0時) (レス) id: d65292d144 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - 雷雨さん» 本当、スミマセン！もう少し日が経ったら、自分の作品見直して誤字脱字探すことにします… (2016年9月20日 19時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月詩音 | 作成日時：2016年8月15日 22時
