5、仮契約とサーヴァンプ ページ7
「一応、下僕の吸血鬼(サーヴァンプ)って呼び名があってー」
「だらだら喋んなイライラする!よく、わかんねーけど帰れ‼」
真昼、ど直球タイプだからクロみたいなタイプイライラするんだろうな…
でも、今のクロの説明聞いてたらきっと…
『帰りたくても帰れないんじゃないの?』
「おー、そうなんだよ…って事で、お茶お代わり」
『クロってどこまでもブレないよね』
真昼に怒られてもブレないそのスタンス私は好きだよ。
『ねぇ、クロじゃあさっきのが契約なの?』
「いや、”仮契約”死ぬほどめんどくさいルール。これからもし、オレとお前の距離が離れたら…」
「離れたら…?」
自分の事だからか、ゴクリと唾を飲み込み真剣に聞く真昼。
「まぁ、どーにかなる」
「あーもー、マジこいつイライラする‼」
『まぁまぁ…落ち着きな』
「そうだ、落ち着けって。これから、24時間オレに血を飲ませなければ大丈夫だ。あ、飲ませろってフリじゃないからな…」
早速、ゴロリと寝転んでクロが喋る。そんなクロを掃除機で吸い取ろうとする真昼。
また、この2人は言い合いしてるし…
「それより、猫嫌いの親とかいないよな…?あと、お前達兄妹大丈夫なのかよ?」
「『俺達/私達、兄妹じゃないよ/ぞ』」
「はっ…?マジで?」
こいつ、私の事何歳だと思ってたんだ…。
『私と真昼は従姉妹同士なの。真昼も私も、両親がいないの…だから、』
「叔父さんと暮らしてるけど、叔父さんたまにしか来ないからな」
その時、鏡に映るクロが見える。そこには、普通の黒猫が映ってて少し驚いた。
「へー、それでか…捨てられた黒猫を同情して拾ってきたわけか」
『真昼がね。真昼、貧乏くじ引くタイプだから』
「おいっ、お前達」
あー、成る程…とクロがうなづく。あ、クロと意外に気が合うかもしれん。
ふと、時計に目をやれば皆と待ち合わせしてる時間になってた。
『あ、もう待ち合わせの時間じゃない?』
「やっば‼A、行くぞ‼」
「無理無理、離れたらどうにかなるし」
「なら、お前も行くぞ‼」
真昼がクロを掴み上げ、玄関に向かう。私もついていく。
「無理無理…オレ、日光とは向き合えねーって」
『日焼けきにする女子か…』
クロが私の方が、視界が見やすいと私の頭に乗ってきた。失礼な…
真昼を追いかけてたら、少しだけ嫌な感じがして後ろを向いた。
「あっれェ〜?場所はここだって言われたのにィ〜いないじゃ〜〜ん」
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亜蓮 - 29話の下から6行目のそう言うと御園は仕方ないなた、になってますよ、仕方ない、な、の間違いでしょうか? (2017年11月13日 13時) (レス) id: 65a5a837be (このIDを非表示/違反報告)
亜蓮 - えっと、28話の1番最初のお前はシンプルに言うとただ椿とかから皆わ、になってます、を、の間違いですよね (2017年11月13日 13時) (レス) id: 65a5a837be (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - れなちーにょさん» すみません!6が抜けていたみたいです…今度、一気に修正する期間を作りたいと思うので…本当にスミマセン(ーー;) (2016年10月17日 6時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
れなちーにょ(プロフ) - 6のお話はないのでしょうか、、? (2016年10月17日 0時) (レス) id: d65292d144 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - 雷雨さん» 本当、スミマセン!もう少し日が経ったら、自分の作品見直して誤字脱字探すことにします… (2016年9月20日 19時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜月詩音 | 作成日時:2016年8月15日 22時