31、大丈夫だから ページ33
「!えっそれ…⁈そ、それはやめれば〜？」
「え？何でだよ？」
私も丁度欲しかったし、リストバンドを買おうとしていたら桜哉が顔を引きつらせながら止めてきた。
「それは…呪われている‼一度つけたら二度と…」
『うん。お店の人に謝ろうか』
桜哉ったたまにわけわかんないこと言い出すよね…ま、いつもだけど。
「あーもーっ、はいっやるっ」
そう言って桜哉が私と真昼にそれぞれ紙袋を乱暴に渡してきた。不思議がって、2人して中を開ければ
『リストバンド⁈…と、ネックレス⁈』
真昼は、赤い布地が特徴的なリストバンド。私は、緑色のリストバンドだった。でも、私の袋の中には他にも赤い石のついたネックレスが入っていた。
「前に…真昼がなくしたって言ったから買ったんだよ。Aも欲しいって言ってたし…ネックレスは…その、に、似合うと思って」
『「桜哉…」』
「だって、なんか変じゃね⁈誕生日とかでもねへーのにさぁ！」
慌てる桜哉に思わず笑ってしまう。真昼と一緒にリストバンドとネックレスをつけた。
「ありがとう桜哉」
『大事にするね‼桜哉！』
「や、やめろよっ‼2人とも、はずかしいっ」
桜哉が片手で顔半分を隠しながらそっぽ向いた。私は、ネックレスを眺めながら2人の後をついていた。不意に、感じる嫌な視線…
「桜哉もし…本当に何か変な事あったら俺達言ってよ」
『大事な幼馴染だからね、助けるよ』
真昼も感じたのか2人で桜哉にそう言った。桜哉は少し目を見開くと笑った。
「でも…Aと真昼最近ちょっと変だよな…？何かあった…？」
桜哉は俯いていて顔の部分に影ができて丁度表情を見ることができなかった。
「真昼、A…最近何かオレに隠しごとしてないよな…？」
「A、変な事とかに巻き込まれてたりとかしてないよな…？」
「何か、オレに嘘ついてないよな…？」
私と真昼の肩を掴む桜哉。少し手が震えている。
「何言ってんだよっ」
『私は大丈夫だから…ね？』
桜哉を安心させる様に、少し背伸びして頭を撫でた。桜哉が、ボフッと効果音を残して真っ赤にしたのは言うまでもない。
桜哉、大丈夫。私は、大丈夫だから…
_____たぶんこの時私達は浮かれてたんだ
_____すべて上手くいくって思ってたから、守れると思っていたから
_____何を 守れると 思っていたんだろう？
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亜蓮 - 29話の下から6行目のそう言うと御園は仕方ないなた、になってますよ、仕方ない、な、の間違いでしょうか？ (2017年11月13日 13時) (
レス) id: 65a5a837be (このIDを非表示/違反報告)
亜蓮 - えっと、28話の1番最初のお前はシンプルに言うとただ椿とかから皆わ、になってます、を、の間違いですよね (2017年11月13日 13時) (レス) id: 65a5a837be (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - れなちーにょさん» すみません！6が抜けていたみたいです…今度、一気に修正する期間を作りたいと思うので…本当にスミマセン（ーー；） (2016年10月17日 6時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
れなちーにょ(プロフ) - 6のお話はないのでしょうか、、？ (2016年10月17日 0時) (レス) id: d65292d144 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - 雷雨さん» 本当、スミマセン！もう少し日が経ったら、自分の作品見直して誤字脱字探すことにします… (2016年9月20日 19時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月詩音 | 作成日時：2016年8月15日 22時
