22、おむかえにあがりました ページ24
次の日、欠伸が出そうなくらい平穏に朝がきた。いや、平穏ではなかったな…クロと真昼がまた言い合いしてたし。
そして今は、来週に迫る文化祭の準備で忙しかった。皆、慌ただしく走り回っている。
「だーかーらーこの前の吸血鬼の噂！むしろ広がってんだって‼」
忙しいまわりの中、一際目立つ声で桜哉が叫んだ。こいつ、うるさっ…
「原因不明の死体もたくさん出てる…ほんと夜は出歩くと危ねーの‼」
「この街はすでに吸血鬼の巣窟‼」
芝居掛かった口調で喋る桜哉に、私もだけど真昼もそこまで相手はしてない。てか、桜哉の首にかけてある「雑用係」の札我ながらよく出来てるな‼
『桜哉ー、前見ないと…って、あー』
言ったそばから、派手に転んだ桜哉。龍ちゃんに怒られてたし…
「最近桜哉は吸血鬼の噂話ばっかりだな…」
『まぁ、度々他の子が話してるのも聞いてるしねー』
桜哉の様に、吸血鬼の仕業だとは言ってないけど確かに最近原因不明の死体について皆話している。
幸いな事に、桜哉以外の皆は吸血鬼の噂は信じてないけど…
「クロちゃんクッキー食べるー？」
「クロちゃんはいつもいい子だねー」
実際この教室にも吸血鬼が一匹いるわけなのだが…クロって、猫被り出来たんだなと感心する。
「A、真昼がー」
『ん？どうした…って、うぉ…』
クロの事観察してたら、桜哉に話しかけられた。桜哉と一緒に真昼を見たら、スズちゃんのエプロンの肩を直す真昼…近いぞ、真昼。
『はぁー…』
貰ったメアドの紙をもう一回出してみた。一週間以上前にメールを(勝手に真昼が)送ったのに返信も全くないらしいしな…
『私としては、それが助かるけど…』
なんて、呟いた瞬間真昼のポケットから携帯の着信音が聞こえた。真昼が、携帯を出してメールを開いていた。
「‼A‼これ…」
どうしよ。これからの事が想像出来るー
真昼から携帯を貰って、見てみたらそこには一文だけ。
【おむかえに あがりました】
「城田真昼、城谷A？」
誰か、平穏な日常を返していただきたい。切実に。
23、イエス以外は受け付けないらしいです→←ありがとうございます！
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亜蓮 - 29話の下から6行目のそう言うと御園は仕方ないなた、になってますよ、仕方ない、な、の間違いでしょうか？ (2017年11月13日 13時) (
レス) id: 65a5a837be (このIDを非表示/違反報告)
亜蓮 - えっと、28話の1番最初のお前はシンプルに言うとただ椿とかから皆わ、になってます、を、の間違いですよね (2017年11月13日 13時) (レス) id: 65a5a837be (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - れなちーにょさん» すみません！6が抜けていたみたいです…今度、一気に修正する期間を作りたいと思うので…本当にスミマセン（ーー；） (2016年10月17日 6時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
れなちーにょ(プロフ) - 6のお話はないのでしょうか、、？ (2016年10月17日 0時) (レス) id: d65292d144 (このIDを非表示/違反報告)
夜月詩音(プロフ) - 雷雨さん» 本当、スミマセン！もう少し日が経ったら、自分の作品見直して誤字脱字探すことにします… (2016年9月20日 19時) (レス) id: 9103400878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜月詩音 | 作成日時：2016年8月15日 22時
