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【HC】 ページ23
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HC side
サイン会の前日、マクヒョンと2人でご飯を食べに行った時のことだった。
『たくしーぬんおとけぶらよ...？』
カタコトの韓国語でタクシーを呼ぼうと苦戦している声が耳に入った。
なにやら日本語で話してるみたいでユタヒョンと同じ日本人か〜なんて思ってぼうっと眺めていた。
何度か練習して、もう1人の友達に笑われながらも韓国語を話そうとする姿が可笑しくて
...一目惚れだったんだ
困ったように笑う笑顔に気づいたら釘付けになっていた。
だからかな...気づいたら体が動いてたんだ
MK「おいっあんま無闇に関わんなよ」
マクヒョンの制止も耳に入らず
HC「タクシー呼びましょうか？」
カタコトの日本語になってしまって後から思えば恥ずかしいが、話しかけたことを後悔はしてない。
次の日、サイン会に目を輝かせながら現れたのは一生忘れないだろう。
マクヒョンにあったこと全て話して、好きになってしまったことも伝えた。
あまりいい顔はされなかったが応援するとも言ってもらえた。
しかも相手は自分のファンときた。押せば大丈夫だろうと勘違いしてたんだ。
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作者名：まつやに | 作成日時：2021年3月26日 21時
