毒舌少女/8 ページ8
『 そいえばさ、 』
暗い外、俺達2人の足音だけが聞こえる静かな帰り道。
Aは俺に手を繋がれたまま話しかけてきた。
「 ん? 」
『 ……なんで、okしてくれたの? 』
"告白"って言うのが恥ずかしいのか、その、文化祭の、とごにょごにょ話すA。
恥ずかしがるAと反対に、俺はその質問に淡々と答えた。
「 ……普通に好きだったからだけど 」
そう答えると、バッと横にいる俺の方をを向いてくる。
いや、それしかないだろ。
『 その……ノリ、というか断れない雰囲気だったから 』
まぁたしかに、あんな盛り上がりの中断ったらむしろ俺にブーイングが来るところだっただろう。
「 ノリって、俺そんなことでokする奴だと思ってた? 」
首を横に振るA。
「 2年で初めて一緒のクラスになって、隣になって話すようになってから、
初めは顔は可愛いのに口は悪いとか残念な奴、とか思ってたけど、中身もすげー可愛い奴だって知って、好きになった 」
「 Aは顔が良いから、それしか見て貰えなくて傷ついたことありかもしんねぇけど、俺は顔より中身の方が断然好きだから 」
安心しろ、と言って、急に恥ずかしさが湧いてきてAの頭をわしゃわしゃと撫でる。
『 ……私、初めて、人を好きになったの 』
『 私は顔が良いから男の人が寄ってきても中身なんか見てもらえなくて、男の人を好きになんてならなかった 』
『 ……でも、ユンギはそういうの関係無しに接してくれて、初めて男の人を好きになった 』
ありがとう、と俺の目を見て伝えてくる。
俺はそのままAに近づき、
『 っえ、な 』
慌てるAの頬に手を添える。
こいつの顔の良いせいで、この唇に何回も触れた奴が居ると思うと、すげー妬けるしムカつくけど、
・
「 好きだ、バカ 」
この瞬間、幸せなら問題ない。
236人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
船(プロフ) - あるちゃさん» 私は読者さんをやばい製造機なのでしょうか……?!笑、ありがとうございます。頑張ります! (2019年9月15日 18時) (レス) id: 614082e210 (このIDを非表示/違反報告)
船(プロフ) - ふたばさん» わわ、ありがとうございます!これからもやばいと思って貰えるよう頑張ります(?)笑 (2019年9月15日 18時) (レス) id: 614082e210 (このIDを非表示/違反報告)
あるちゃ(プロフ) - え、待って、、、、やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいえ、作者さん好きです←これからも頑張ってください! (2019年9月15日 1時) (レス) id: 50adb90d1d (このIDを非表示/違反報告)
ふたば(プロフ) - やばいです。本当にやばいです私作者さん自体をお気に入りにしていたので通知が来て飛んできました!やばいですw (2019年9月8日 22時) (レス) id: a7a653e5a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:船 | 作成日時:2019年9月8日 22時