毒舌少女/7 ページ7
｢ あ、あれが噂の文化祭カップルだよ！ ｣
文化祭から数日が経ち、もともとAの顔の良さと口の悪さのギャップが有名で、それに加えてあの文化祭の公開告白によって付き合うことになった俺達はもう校内誰もが知っているカップルになってしまった。
彼女は注目されることは慣れてるだろうけど、俺は全く慣れてないから、嬉しくも普通に困る。
｢ A、今日は部活だから先帰ってていーよ ｣
HRが終わり、部活に向かう俺はAにそう言う。
一緒に帰りてえけど、注目されても困るし。
するとAは分かった、とあの時の可愛いさはどこ行ったと思うくらい付き合ってからは特に無く、相変わらず彼氏の俺にも口が悪いというか、普通に冷たい。
じゃーな、と一声かけて部活に行った。
･
あれから数時間が経ち、部活の片付けも終わりあとは帰るだけとなった。
スマホを開くと、Aからカトクが1件。
A教室集合
そのカトクを見て、俺は驚く。
送られてきてから30分は経っている。
とりあえず部活の奴には適当に言って先に帰ってもらい、まだ残ってくれてるか分からないけど教室へ走る。
集合って、普通に 待ってる とかでいいだろ。
なんだかアイツらしくて、走りながらニヤけてしまう。
自分のクラスの教室に着くと、明かりはついていた。
｢ ……待たせた ｣
『 おっそい 』
扉を開ければ、待ちくたびれた、という顔のAが居た。
先に帰ってて良いと言ったのに、残っててくれるとか、普段のこいつからは想像できない。
｢ 先帰ってて良かったのに ｣
あぁ、俺も素直じゃねえ。
ほんとは、待っててくれてめちゃくちゃ嬉しいのに、普段サバサバしてるコイツの照れた顔が見たくて意地悪を言ってみる。
『 ……この時間なら、皆に見られずに帰れるから 』
うわーー、なんだこれ。
可愛すぎだろ。
｢ ふ、今日は随分と素直で ｣
うるさいな、と軽く肩パンされるが、それすらも可愛く思える。
上履きから靴に履き替え、Aの手を引いて強制的に手を繋がさせる。
｢ 顔真っ赤だぞ、お前ㅋㅋ ｣
Aの顔を見れば、暗い外でも分かるくらい顔が真っ赤で下を向いている。
『 うるさい、もう繋がない！ 』
拗ねたAは腕をブンブンと振って離そうとするが、俺は更にぎゅっと握って離さなかった。
｢ 可愛いな、お前 ｣
『 ……ん、 』
顔だけじゃなくて、中身も。
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船(プロフ) - あるちゃさん» 私は読者さんをやばい製造機なのでしょうか……？！笑、ありがとうございます。頑張ります！ (2019年9月15日 18時) (
レス) id: 614082e210 (このIDを非表示/違反報告)
船(プロフ) - ふたばさん» わわ、ありがとうございます！これからもやばいと思って貰えるよう頑張ります(？)笑 (2019年9月15日 18時) (レス) id: 614082e210 (このIDを非表示/違反報告)
あるちゃ(プロフ) - え、待って、、、、やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいえ、作者さん好きです←これからも頑張ってください！ (2019年9月15日 1時) (レス) id: 50adb90d1d (このIDを非表示/違反報告)
ふたば(プロフ) - やばいです。本当にやばいです私作者さん自体をお気に入りにしていたので通知が来て飛んできました！やばいですw (2019年9月8日 22時) (レス) id: a7a653e5a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：船 | 作成日時：2019年9月8日 22時
