私に彼氏が出来ない理由

ムカつくのオンパレード ページ11

｢ Aちゃんおはよう〜 ｣

『 ん、おはよ 』



高校生組4人でジョングクを送り、学校に着きそれぞれの教室に向かい、友達と挨拶しながら自分の席に座る。


挨拶をしてきたのは、ユンギにネタにされかけたあの件の関係者の男の子。(元凶はユンギ)



｢ あの時はごめんね、お兄さんに怒られなかった？ ｣


『 怒られてはないけど、ネタにされかけた 』


｢ お、おお……、あとから思い出したけど、Aちゃんのお兄さんってユンギ先輩だったんだね ｣


『 知り合い？ 』


｢ 中学のバスケ部でお世話になったんだ ｣


『 そっか 』


｢ うん、凄く上手だったよ ｣


『 ちっ 』


｢ え、なんで舌打ち？ ｣




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YG｢ なんで昼休みまでお前の顔見なきゃいけないんだよ ｣


『 はぁ？こっちのセリフなんですけど、ジンオッパの作ってくれた弁当忘れるとかもう食うなし 』


YG｢ 忘れたもんは仕方ないだろ ｣


『 なんで忘れた側が取りこないのよ！ 』



ユンギのクラス、3年1組の名物。

【 ユンギとユンギ妹の痴話喧嘩 】
(命名:ユンギの担任)



4時間目の授業中に、ユンギから"弁当忘れた"というカトクが入っていた。

いや知らねーよ。と思いつつ、私の鞄の中にはジンオッパが作ってくれたお弁当が2つ入っている。


"どうせ持ってんだろ？俺の教室まで持ってこい"


『 はぁーー？ 』


ユンギの教室とか、私の教室と端と端レベルで遠いんですけど。


"持ってこなかったら夕飯無し"


そう、ジンオッパが週に一回仕事が長引く日がある。(通称:残業デー)

その日は次男であるユンギが作ることになっていて、生憎今日はその日だった。


悔しいが、さすがに夕飯無しはキツいしだからと言って夕食を買う余裕は無い(料理力も無い)。



悔しながら、私には 弁当を届ける という選択しか無かったのだ。



『 あーほんとムカつくわー 』



結局時間が潰れ、なぜかユンギの教室でユンギと向き合って食べる状況に。


いくらユンギのいるクラスといえど、3年の中に2年1人はキツい。


早く帰りたくて、ご飯をかきこむ。




『 ごちそうさまでしたっ、次はないからね 』


そうユンギに忠告すると、


YG｢ はいはい、帰れ帰れ ｣


『 マジでムカつくわ 』


3年教室というのをお構い無しに足音を立てて教室を出ようとすると、



YG｢ Aチャン、ありがと ｣



右手を頭に置き、左手でチョコを渡された。





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『 〜〜っ、くたばれクソオッパ! 』

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