私に彼氏が出来ない理由

ホソクはヌナキラー ページ6

時間が経ち、今は昼休み。



学校で唯一の娯楽時間であろう昼休み。



結局クソ兄、ユンギはのんびりと登校し遅刻したらしく、ユンギの担任の先生は私のクラスの授業を受け持っているので、｢ ユンギも連れてってあげろ ｣となぜか怒られた。



え、寝てたユンギが悪くね？

しかもババアとか言ってくるんだよ？

こんな可愛い妹に対して！



軽くユンギの担任に怒りを覚えていると、窓際で向かい合って食べている友達が ねぇ、あれ と指を指している。



少し窓に身を乗り出して外を見てみると、元気に友達とサッカーをする可愛い弟、ホソクがいた。



『 うちの弟可愛すぎない？ 』


｢ ホソクくんモテそうだね ｣



友達にそう言われ激しく同意する。

高校1年生ってあんなに無邪気なんだね、何が華のセブンティーンだよ、高校2年生だよ。




『 華のセブンティーンらしいことしたいなぁ、 』

華のセブンティーンらしいことってまずなんだ。
今の生活のままでも充分幸せなんですけどね。
(ユンギは除く)


｢ 彼氏とか作れば？ ｣


なかなか良い顔してるんだから。と言われ、そうかなぁと言葉を返す。

ユンギにいつも鏡見ろとか言われてるんだけど。



『 考えてみるよ 』


まぁ、男子と関わらない訳じゃないけど、家族で充分間に合ってます。





もう一度外を見てみると、たまたまホソクがこっちを見て目が合う。


HS｢ あ、ヌナ！ ｣


嬉しそうに大きく手を振り、私も振り返す。

あぁ、なんて可愛い。



周りに居た複数の男の子達が、あれが噂のホソクのヌナ？！ と驚いてこちらを見てくる。

噂ってどんな噂だよ。



ホソク、お前のヌナ美人だな！



大して階も離れてないので大声で話す彼らの話はこちらにも聞こえていて。

誰、今その言葉言ってくれたの。結婚する？



HS｢ だろー？！ でもヌナは俺のヌナだからお前達には渡さないー！ ｣



笑顔で答えるホソク。

全部聞こえてるから若干恥ずかしいけど、いい子じゃ収まりきらないくらいいい子。






『 やっぱり彼氏はいいわ 』

『 ヌナはホソクのヌナだよ 』






全世界がホソクみたいな子になればいいと思うな。




友達には 一生彼氏できないじゃん という顔をされた。(というか言われた)

実質ユンギのせい→←ユンギ、置いてかれる -YG

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