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『ふう…。』
今の時刻は、日付が変わった12時頃。心に新たに芽生えた邪念を振り払うためにいつものように近くにある公園のブランコで眩しく散りばめられた無数の星を見つめる。
星を眺めるのはアメリカに移住してから毎日続けていた習慣だった。心にぽっかりと穴が空いて放心状態のままだった私を優しく埋めるように見守ってくれた星空。
昼の光り輝く太陽が出た青空ももちろん好きなのだが、真夜中の星だけが輝く夜が私ともういなくなってしまった家族を結びつけているようで目を惹かれるようになった。
警察学校に入学してからは星を見ることは減ったのだが、偶にふとしたときにこっそりと学校を抜け出して眺めていたのだ。
今日もこれを見れば家族の事を、悔しい無念な思いを忘れずに心の奥深くに留めておくことが出来ると、根拠のない主張を頼りにここまで来たのだ。
ギギ、と錆びたブランコがゆっくりと動く。
周りの住宅街は寝静まっているため物音ひとつ聞こえない、光のない暗闇。それがものすごく心地よくて、より一層星空が遠い存在だと強く思う。
ただ、何かするわけでもなくじっと上を見上げる。どれだけ時間が経ったのだろう。今日はそろそろ戻って寝よう、と思いながら立ち上がる。
すると、目の前に現れた大きな影。
影が伸びている方へと顔を上に向けると。
｢…おい。｣
久しぶりにサングラスをかけているジャージにTシャツといった寝巻きの格好の松田先輩がいた。
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來夢(プロフ) - ふうゆうさん» ふうゆうさん、コメントありがとうございます。この作品だけではなく他の作品まで見て頂けるとは本当にありがたいです……！これからも諦めずに頑張りますね！！ (2020年7月2日 18時) (
レス) id: 190601da98 (このIDを非表示/違反報告)
ふうゆう(プロフ) - コメント失礼します！來夢さんの作品はいくつか読ませて頂きどれも私が好きな作品ばかりです。コメントに慣れていなく、可笑しな点が多く読みにくいと思われますが１番に言いたいことは応援しています！これから頑張って下さい！ (2020年7月2日 14時) (レス) id: 9a6a3e7bdb (このIDを非表示/違反報告)
來夢(プロフ) - ムスメ3さん» ムスメ3さん、コメントありがとうございます。この作品の完結まで頑張っていきますね！ (2020年7月1日 21時) (レス) id: 190601da98 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - 楽しみに待っております (2020年7月1日 21時) (レス) id: 87b01b0a04 (このIDを非表示/違反報告)
rin0412(プロフ) - そうなんですね！！ 勘違いしてました…すいません！ これからも楽しみにしています！！ (2020年7月1日 20時) (レス) id: 7208dd9f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：來夢
| 作成日時：2020年6月30日 18時
