▼ ページ26
【洋食屋:店内】
「ぜんっぜん変わってへんなぁ〜、」
「二人ともきたことあったんですね。」
「ま、いうて来たの十六年前なんやけどな。」
目の前に出されたオレンジジュースと氷菓子、
子供に出すようなセットだがAにはこれくらいが丁度いい。
一方、隣に座っている小龍は麦茶のみ。
『しゃおは、…アイス食べないの。』
「ん〜。俺は別に…、」
ぴこん、となにか思い付いたかのように手を当て。
ニヤリと悪い笑みを浮かべだす小龍。
「あーん。」
『あーん…、？』
「え？」
「Aがあーんさせてくれるんなら。
一口だけなら食べんこともないで」
…なぜ上から目線なのかはわからないが、
邪な気持ちがあるのは有に想像できるだろう。
だがこのレイリンという女、
友人といった友人に恵まれておらず。
周りにいる奴らはもれなく全員やばいやつばかり。
そんな彼女が疑問を抱くわけもなく…、
『はい、あ〜ん。』
「…エっ…？」
むしろ頼んできた小龍がたじろぐ始末。
目の前で一連を見せられたチーノが思ったことはただ一つ、
【俺にもやってくれるかな、】
…お前もかよ。
師匠はいつも無口やけど、
シャオさんの前やと結構喋るもんなんやな。
…なんか、
「あれ、チーノどうしたん？
腹痛い？」
「…べっつに〜？」
「何怒っとんねん。」
「怒ってませんけど〜？？」
痛いなぁ…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 603人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キリス(プロフ) - レッテル挽回（笑）で笑ってしまったw (1月12日 20時) (
レス) @page1 id: 62b7efaae2 (このIDを非表示/違反報告)
ぅましぃ(プロフ) - ぽさん» コメントありがとうございます！ほんとですね…お恥ずかしい…😇至急直してきます！更新は亀みたいに遅いですが頑張らせていただきます🙇♀️ (10月21日 15時) (レス) id: 369b7e1833 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - 『翡翠色とあんぱん』の「前世なんて」が「前世ないんて」になってしまってます…、物語、とても面白いです。更新待ってます。ps.お身体には気をつけて。 (10月21日 13時) (レス) @page2 id: cb2f978ff8 (このIDを非表示/違反報告)
＼(^o^)／(プロフ) - このR国の人ってrdさんですか？ぽまえらとRのところで思ったんですけど…｡間違ってたらすいません… (8月31日 18時) (レス) @page5 id: fde19f5148 (このIDを非表示/違反報告)
ぬまぬ - まじでもう最高っすね…。うん。もう大好きです。更新ありがとうございます！ (8月31日 18時) (レス) @page5 id: fde19f5148 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
