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本当になんでもないから ページ20

流司side

「本当に、なんでもないの?」


『うん、本当に大丈夫だから』



蓮美は嘘をついてる。本当は辛くて苦しくて、堪らないのだろう。


なんでこいつは全部一人で抱え込むかな……。


いつか自分から全部話してほしい、と思う。




蓮美side


正直、もう限界。肺炎に持病の悪化、女優人生の危機だから。それに、昔の夢を見て、トラウマがまた……。数年前みたいに、リスカや頭を打ち付ける、腕を噛むなどの自傷行為をしてしまいそうで。



誰かに全部話したい。でも、弱い人間だって思われたくない。


だから、



『本当になんでもないから』


って、もうそれだけ。これ以上、詮索しないでよ。


あのことも、聞けない……。


泣いちゃうから……。

やっぱり→←悪夢から助けてくれたのは



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設定タグ:俳優 , 佐藤流司 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:よなっち | 作成日時:2016年12月29日 8時

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