暁 10 ページ12
キジャが右手を降るとキジャは華麗にかわして逃げた。
ｽﾀｯ
着地すると同時にまたキジャに向かって走ってきた。
キジャも対抗しようと構える...が
ジェ｢なーんてねっ。ふはははははは。｣
キジャの頭の上を飛び越えてヨナの方へ向かっていった。
ジェ｢ホレ薬は本物だ。頂いていくよ♡｣
ハ｢あの野郎正気に戻りやがった。｣
ユ｢少量舐めただけだとすぐ戻る、と。｣
ハ｢急げ！あっちには姫さんがいる！｣
キ｢終え！うちおとせ！！｣
ジェ｢白龍の鱗を水にとかして。｣
ジェ｢ふっふっふっ。若者をからかうのは年上の特権♡｣
ジェ｢お、ヨナちゃん発見♪｣
ジェ｢ヨナちゃーん。｣
ヨ｢えっ。｣
急に名前を呼ばれ驚くヨナ。
振り返るととてつもなく笑顔なジェハがコップをもっていた。
ヨ｢きゃ...。ジェハ！？危ない！｣
ジェ｢うわぁぁぁぁぁぁっ。｣
ハ｢あいつの声だ。｣
キ｢姫様っ。｣
ジェハの悲鳴が聞こえ、2人は急いで現場に向かおうとすると、本人が歩いてきた。
ジェ｢ヨナちゃんの所に行ったら、彼女...弓の練習しててね。｣
ハ｢射られたか？｣
ジェ｢いや。矢は華麗に避けたよ。盲点だったのはその先。｣
数分前。。。
ヨナの矢をかわしたジェハは石につまずいてしまった。
その拍子に白龍の鱗を溶かした水こぼしてしまい、なんとそのこぼした先はシンアとアオだったのである。
ジェ｢というわけで仮面男とリス1匹が美しい僕の虜になってしまったよ。｣
ジェハの頭にはアオが付いていてその後ろの木の影にはシンアが立っていた。
視線が完全にジェハに向けられている。
ハ｢おめでとう。｣
ジェ｢ありがとう！｣
ジェ｢助けて！彼ずっと近づくでなし遠ざかるでなし一定距離を保ってじっと見つめててこわいよ！！なのに、リスは常にゼロ距離だよ！！｣
ユ｢今モテ期なんだと思えばいいよ。｣
ジェ｢僕の恋は踏まれても蹴られても追いかける主義。追いかけられると冷める。｣
ハ｢なんて迷惑な変態だ。｣
ユ｢ホレ薬は？｣
ジェ｢全部彼にぶちまけちゃった。｣
ユ｢えーっ。もう何やってんのさ！成分分析して戦闘に使おうと思ったのに！｣
ジェ｢ごめんね。｣
ハ｢お前どんな戦い方するつもりだ。｣
ジェ｢なーんてね。実はまだ残ってたりして。｣
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作者名：月夜 | 作成日時：2018年9月4日 21時
