ストーリー編第2話:神隠し ページ3
*
ドズ｢あれ、こんな所にお社がある…ぼんさん一応お参りしとく？｣
ぼん｢だな、何かバチ当たったらやだし。｣
確かにそれもそうなのだ。て言うか、ぼんさんが言うと変に納得出来る…それってただ単にぼんさんが不運キャラがあると言った方が良いのか…？
まぁそれはさておき。一通りお参りを済まし、もう少し進んだ先には何か空気が変わったような気がした。何だろう、言葉には表しにくい何か…
うーん…あ！気圧が変わった、と言った表現が正しいだろう。某人気海賊アニメの航海士が言っていただろう？｢気圧が下がった、嵐が来る！｣と言うセリフがあったのだ。その言葉を借りれば、気圧が急激に変わったと言った方が正しいのだ。
すると、奥に進んでいたら1人の少年が居た。あの少年…俺達とほぼ年齢は変わらなさそうな、そんな少年。
白髪に…この世界だと少し珍しい青色をした目を持っていた。凄い、実際に見ると綺麗だなぁ。
？？｢…誰ですか。｣
その白髪の少年は言った。まぁ、無理もない。例えで言うと、いきなり知らない人が勝手に家に上がってきたのと同じ扱いだからな。
ドズ｢…ただの、人の手助けがしたい高校生だよ。｣
僕がそう言うと少年は少し目を輝かせるも、すぐにその目は徐な目に戻ってしまった。しかしまぁ、身元が分からないようじゃあどうする事も出来ない。
ぼん｢…ドズさん、この子どうするの？｣
ドズ｢いや、一応名前と家の場所は聞いときたいんだけどな…中々口を割らなさそうで…｣
ぼん｢成程ねぇ…そっか…よし、分かった！俺が説得してみせよう！｣
ドズ｢え、ぼんさん出来るの！？警戒心めっちゃあるけど！｣
僕は驚いた。いや、まさかこの徐な目をした少年に直に説得しに行くとは…ぼんさん勇気あるなぁ…と思った。
ぼん｢君、どうしてここに居るの？名前は分かる？｣
？？｢名前は…えっと、確か"おらふくん"と言う名前ですけど…それがどうかしましたか？｣
僕はほっとした。どうやら普通に警戒していただけの様で、危害は加えるつもりは無いらしい。
そして事情を説明中…
おら｢…成程、それでここに…って、僕ここが家ですよ？｣
ぼん｢え｣
いや、この事実に一体誰が驚かないと言うのだろうか。ぼんさんだって驚く程だ。あの滅多に怖がらないぼんさんが！
ドズ｢そ、そうなんだ…｣
おら｢…あ、あと僕の力が制御出来ていないせいで皆神隠しに遭っちゃったんですよね…｣
次回に続く！
続く (更新停止中)
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作者名：よもぎ@yomogi | 作成日時：2022年6月21日 16時
