ストーリー編第０話:始まりの音色(世界観説明あり) ページ1
ー西暦2300年、人類は新たな技術に成功した。
それはとても活発的な物だった。そう、それは｢異能力｣と言う物だった。ゲームや漫画の世界でよく見るあの｢異能力｣だ。異能力が発現した実験が世に広まり、ましては世界的革命を起こした程だ。
そんな異能力だったが、1つ、欠点があった。それは異能力発現による｢代償｣だ。例を1つ挙げるとすれば、例えば｢水系｣の異能力を操る者が居たとしよう。その水系の能力者は発現の代償で｢熱いものが触れない｣と言う代償。
そんな異能力に発現による代償を可哀想に思った学者達は更なる研究を続けて健闘したが、これ以上の進歩は見込めなかった。
学者達はそんな異能力発現による代償の研究にやがて飽きて、皆実験を放棄するようになったのだ。研究しているのもごく僅か。そう、多くの学者達は異能力者を早くも見放していた。まぁ、一部の学者は実験に没頭しているようだが。
だが、そんな異能力を少し可哀想に思う1人の高校生が居たのだ。
そう、この話の副主人公となる｢ドズル｣と言う人だった。
いつも退屈で憂鬱な気分になっていた。そんな時。ある一つのアイディアを思い浮かんだ。
｢そうだ、何でも屋をやってみよう！この前のテレビでなんか異能力者による犯罪が多くなって来てるとか言うし、良いなこれ！｣と思ったのだ。
そしてそのドズルに1人の友人が居た。その友人の名前は…ぼんじゅうるだった。
彼は主に役者としての知識をインプットしている為、真っ先に候補にしていた。
ドズ｢ぼんさんぼんさん！｣
するとぼんじゅうると言う名前の男性がこちらを振り向く。
ぼん｢どうしたの？何かいい事でもあった？｣
ドズ｢それがね、僕｢何でも屋｣やってみたくて！｣
僕はぼんさんにそう言う。
ぼん｢あ〜、良いね！やろうやろう！｣
ぼんさんの躊躇ない答えに僕は大いに喜んだ。
ぼん｢どうする？そう言う部活みたいなのとか作る？｣
ドズ｢うーん、部活って言うのもなぁ…そうだ、折角何でも屋やるんだから、お店とかやりたいよね。｣
ぼん｢あ、そう言えば俺、この前特別賞で土地貰ったんだよね。しかも営業出来る程の広さを確保してるから、条件はぴったしだと思う。｣
そうぼんさんが言うと、用意周到かな？と思ってしまう程だった。
ドズ｢取り敢えずは俺達なりに頑張って外装と内装やってみよう。お店が出来るまではどっちかの家で依頼を受けよう。｣
僕自身かなり良い提案を思い付いたと自賛する。
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作者名：よもぎ@yomogi | 作成日時：2022年6月21日 16時
