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白熊…もとい、凪と共にぐでぇとしながら御影のオニごっこを観戦する。
頭脳派イケメンなのか、何なのか。左隅に集めた男達に、勢いのあるボールを叩き込んだ。俺は凪に救われた命だったのか。ありがとう凪。ありがとう俺にもたれかかってきてくれて。
その密集のなか、殺人ボールに当たってしまったのはあの忌々しき眼鏡だった。ウワ、痛そう。アレに当たったら俺挫折しまくる自信あるわ。
あと、足が速いからって俺に勝てると思うなよ！眼鏡！
べろべろば、と心の中で毒を吐いていれば、このお遊びも残り11秒。
10、
9、
8、
「白熊、行かないの？
7、
「うるさい、分かってるよちんちくりん」
6＿…
「喰らえ無差別、誰か当たれシュート」
「！？」
5＿＿＿＿＿＿………
「あー、それダメ」
「！？」
「レオがいなくなるのは俺が困る。約束したっしょ？
一緒にいるって」
イケメン…！！俺が御影ポジだったら完全に凪にLOVE…ってなってる。純愛通り越してメンヘラになりそう。
イケメンが過ぎる白熊は、眼鏡……否、色黒くんを狙ってボールを撃った。勿論、眼鏡は避ける。恐らくボールは来ないと思っていたのだろう色黒くんが焦る。
『避けんな！』と言ってる彼の腹に、見事にボールが入った。
この世界じゃ、油断大敵だ。
モニタは舐岡了、と書かれた画面に映り変わる。それと同時に、このデスゲームの終了を告げる音が鳴り響いた。白目をむいて、ピクピクとしている彼に、舌を出す。
「しつこい男はァモテねえよ色黒バァカ」
「あのちんちくりん何もしてなくない?」
「俺と凪とバカが活躍してたよな!」
「顔面に当てたことあとで謝らないと…」
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飴玉 - 初コメ失礼します、とても面白いです！応援してます！ (2023年3月27日 23時) (
レス) id: 5daa8eb0a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぎゃつなか | 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月20日 19時
