君と青空に虹を描く (ページ1)

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はじまりページ1

全ての始まりは、あの大雨の日だった。

Aside

AM 9:18

「お母さん…？お母さん！！！！」

私たちは、捨てられた。

それは兄の10歳の誕生日の翌日だった

兄「A？………(名前！！！)」

「んん…？？お兄ちゃん？？
なんで私たちお外にいるの？？」

兄「俺たちは母さんにも捨てられたんだ。」

兄は私に1枚のノートの切れ端を渡してきた。

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風空、Aへ

お母さんはもうあなたたちのお母さんでは
いられません。
2人で頑張って生きてください。
ごめんなさい。

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「お母さん…？…な、んで…？
お兄ちゃん！私たちなんか悪いことしたの！？
なんでお母さんまで私たちを…？」

兄「違う、Aは悪くない。でも何もかもわからな
い…ごめん」

「っ…」

私たちはどうすることも出来なかった。

PM 12:21

男性「君たち、ここで何をしている？？」

兄「っ…た、助けてください……」

「捨てられたんです。」

男性「！！…児童相談所に連絡してみるよ」

兄「じ、じどうそうだんじょ？？」

男性「そう、児童相談所
君たちみたいな子供達を助けてくれる所だよ」

そうあの人は言ったのに。
嘘つき。全然助けてなんてくれないじゃん。