忍たまたちと鬼殺隊

全集中○○の呼吸 ページ9

『じゃあ、僕達は呼吸の特訓するわけだけど、どんな名前がいいかな？決まったものは書いとくからね。』

懐から筆と紙が出てきた。孫兵が案を出す。

「僕達は皆忍たまな訳だから、忍の呼吸でいいと思う。」

『『賛成！！』』

Aが手を挙げ話す。
数馬･A･藤内･Aの順で話す。

『じゃあ、技名を決めよう！壱の型は苦無でいいと思う。』

「どんな技？」

「刀を思いっきり投げて、木や土ごと刺す！
そーすれば鬼に逃げられたとしても、捕まえられる。」

「採用！」

続いて孫兵も技名を考え出す。

「弐の型…猫手 一回刀を振るだけで何十の傷をおわせるように見せる。二秒に五回以上鬼を斬る技。」

他の三年達が驚く。作兵衛が声を上げた。

「いや、二秒に五回以上って！人間技か？俺達にできるか？」

「頑張れば。」

という感じでどんどん技名を考えて言った。

その結果

壱の型 苦無･刀を思いっきり投げ逃げられないようにする

弐の型猫手･一回刀を振るだけで何十の傷をおわせるようにみせる

参の型鳥の子･切った部分が燃える

肆の型戸締器(とじめき)･鬼が逃げた時、動けないようにする。

伍の型幻術･鬼に幻術を見せる

陸の型 角指(かくし)再生した瞬間激痛がおこる

漆の型水蜘蛛･空間系の鬼のみ使える技

捌の型撒菱･何回も刺し再生を、遅くさせる



ほぼ決まったと思った時、誰かの気配がした。
意識を集中させた。すると気配が後ろからあるので後ろを見ると、

『せ、先輩方！どうしたんですか？』

上級生達がいた。仙蔵がAの質問に答える。

「学園長からの伝言だ。二年間で呼吸を完璧に習得し、二年後に冨岡と錆兎がいる最終選別に向かい生き鬼殺隊として、鬼を退治しろ…とな。あと、私達はこの世界では『年齢を二年づつ重ねられる』…色んな事覚えるといい。」

『二年づつって？二年に一回誕生日がくるということですか？』

孫兵が質問する。

「そしたら、元の世界に戻った時は？」

「元の年齢に戻っているだろう。それより私達はこれより、冨岡姉弟の救助に行ってくる。」

話を終えるとスっと音が聞こえて上級生達は消
えていた。

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