"食事"マカロニ兄弟 ページ3
「美味しいね 兄ちゃん!!」
「ああ、上手いな。お代わり。」
「Aちゃんも食べたら?お腹減ってるでしょ。」
私達の「食事」は、いつもコレ。一見して普通の会話だけど
違う
右腕をフォークでザクりと掻き出す音がする。この音には慣れたけれど、痛みには慣れていない
美味しい美味しいと目の前で頬張る兄弟達が恐くて堪らない。また、知らずの内に体が震えていた。
この子は本当に美味しい。やっぱり選んだ価値あるなぁ。
最近のオススメは、ザクッととった腕に少し塩をかけるやつ。生って感じの食感がすごい美味しい!
Aちゃんがお腹減って可哀想だから、僕の腕も少しだけあげた。あんまり食べないのはいつもの事だけど、しっかり食べないと美味しくなくなっちゃうでしょ?と言ったらちゃんと食べてくれるよ
堪らない味と食感だよな…
左腕があった頃はまだ慣れなかったけど右腕に突入してからは味付けなしでも行けるようになった
このまますべて食べ尽くす日が来るのかと思うとゾクゾクする
あいつはよく「なんで?」とか聞いてくるけど、なんでって何だ。好きだからに決まってんじゃねーか。
「俺の事好きか??」
「俺の事好きか??」
彼はそう聞いてきたけれど。好きに決まっているじゃないか。
でも…でも、なんか違う気がする。私が無くなってしまいそうで、今は怖い
いや、やっぱなんでもないや。 もうなんでもいい
最初から怖くなんてなかったんだ
「2人ともだいすきだよ、」
『良かった』
ご馳走様でした
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←゛一人二役゛本田菊
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Yokogao1111 | 作成日時:2019年9月7日 20時