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見る見る窓の外の景色は緑が増えていって。
「ねー、オッパほんとどこに…」
TH「まあまあ、もう少しだから」
そう言って、どんどん上に登っていく気が…？
や、ま…？？
きゅっと停まる車。
TH「ほら、降りて」
えぇ…？まさかここで私捨てられるとか…！←
言われたから、降りてみると。
「わ、…ぁ…」
下には街が小さく見えて。
ジオラマのよう。
その遥か向こうには海…？
「すごい！ここ、頂上？」
TH「ふは、頂上じゃないよ。まぁでも近いけど」
「…何でここに…？」
TH「ん？気分転換」
片眉をくっと上げてそういうテヒョンオッパ。
はぁ…いけめん…えぐ。
「ここ、オッパはよく来るの？」
TH「んー、時々、ね」
車体にもたれてそういうオッパ。
オッパから少し前に立って伸びをして
「んー…っ、すごーい！あ！ね、もしかして夜はもっと綺麗だったりす、んっ…」
話してる途中で、腕引っ張られてオッパの腕の中に収まっちゃって、ちゅう…
唇が離れて、幼い子をあやすように私の髪を撫でて。
？？と思ってオッパの顔を見つめると
TH「なぁに、不思議そうな顔して」
「だって、こんなこと初めて」
TH「んー？ドライブ？」
うんうん頷く。
TH「あー、そうだなぁ…いつも仕事、仕事だもんなぁ…おれ達もAも。だからさ、たまには、ね？」
ばちん、とウィンクするテヒョンオッパ。
なんか嬉しくてくすぐったい。
んー、ともう一度深呼吸して伸びる。
TH「ほら、乗って」
手を取られて誘導されて。
「え、もう帰るの？」
ニカっとするオッパに背を押され、車に…
「え？あれ、ちょっ…オッ…」
背を押されて押し込まれたところは、後部座席。
背後から乗ってきたオッパの方を振り向こうと
「オッパ、何でうし…ろ」
オッパが私に覆いかぶさると同時にシートは倒れて。
ほぼフラットになっちゃって…キスされた。
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作者名：ユイ
| 作成日時：2023年2月3日 7時
