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声はかけず…かけられずに、私はテヒョンの家に戻った。
リビングからガタガタと音をさせてテヒョンが玄関まで来た。
TH「…A！？どこ行ってたの…！カトクしたのに返信はないし…電話も出ないから…っ」
あぁ…すっかりスマホの存在を忘れていた。
「…ごめんね、テヒョン…」
TH「いいから、お風呂入ってきたら？ご飯は?」
「お風呂…入ってくるね。ご飯は…いい、作ってあるからテヒョン食べて」
お風呂から出ると、テヒョンは私を待っていたかのようにソファから立ち上がって私の前に来て抱きしめた。
そしてすぐ引き離れて、両肩を掴んで
TH「ねぇ、なんで？どうしたらAはおれを見てくれるの？！」
今までに見たことのないようなテヒョンに少し怖くなった。
「え、なっ……？見てる、見てるよ？」
TH「それなのに、ジミナに会いに行くの？？会いに行ってたんだよね？！どれだけ悲しんだか、わすれたの？」
「なんで知っ…忘れて…ないよ」
TH「なのにどうして？！おれがっ…おれがこんなに！こんなにも…Aのこと…ずっと思ってるのに…こんなにも愛してるのに…」
私は一つだけ確認したいことがあった。
「…テヒョン、聞きたいことがあるの」
TH「なぁに…？」
「ジミナが…夜…本当は女抱くために出歩いてんじゃない、ってこと…知ってたの？」
黙り込むテヒョン。
TH「……A、それどこで聞いたの」
「どこで…って…なっ、なんでテヒョンはっ…」
TH「知ってたよ。ジミナ…結構前から、夜中に工事現場で働いてる」
「な、なんでっ…？！なんでジミンはそんな夜に働くなんて…っ」
TH「でも、たまに女の子引っ掛けてるのも事実。ま…ほんの数人、だけど…。」
「だって、私のオッパの女に手出して…てこともあったじゃん…ど、どういうこと？！一体なんのために…」
TH「あれは本当にアンラッキーな出来事だったんだよ。
何のため…？やだ。それは言わない。だってそれも全部話したら、またAはジミナんとこ戻るんでしょ?」
「わ、わかんないよそんなの！理由ももわからないのに…」
TH「…A、もうAをジミナんとこ行かせたくない…。」
「テヒョン…？」
それから私も何だかそれ以上聞けなくて…なんとも言えない空気が流れた。
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ユイ(プロフ) - sumikoさま 嬉しいお言葉、ありがとうございます( ¤̴̶̷̤́ ‧̫̮ ¤̴̶̷̤̀ ) (2022年7月24日 23時) (
レス) id: 906bb11deb (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - 歪んだユンギの愛情も良きです。(^^♪ (2022年7月24日 21時) (レス) @page43 id: bc0b249361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユイ
| 作成日時：2022年7月2日 0時
