双愛【JN】 (ページ9)

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ばん！！と勢いよくドアを開け、受付のお姉さんがびっくりしていて

「ま、まあ！ソクジンくん、Aちゃんどうしたの？！」

JN「せ、先生は？！A、Aが死んじゃうかもしんないんだ！早く診て！」

その時お昼少し前で、ちょうど患者さんがいなかったのが幸いだった。

ジンの声を聞きつけて奥からソンミン先生が出てきた。

SO「何だ何だ？おぉ、ソクジンにA、どうしたんだ随分騒がしぃ…」

JN「先生！A、Aが！！なんか！あ、あのっ…し、下？からっ…血が出てっ…そんで！お腹痛いって、し、死ぬかもしれない！」

私はそこで違和感に気がついて下を向くと、脚に血が伝ってしまっていた。

それを見つけた先生が、優しく微笑って

SO「ソクジン、よく連れてきたな？大丈夫だ、歩けるんだろ死んだりはせん。A、こっちにおいで。ソクジンは診察室の手前のあそこの椅子に座って待ってなさい。なぁに、そんな顔するな、Aまで心配になるだろう、な？」

と、ジナの頭をぽんぽんとして私を奥の診察室に連れていった。

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