双愛【JN】 (ページ46)

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あれからソクジンは家を追い出された。

どこに行くのかも一切教えてもらえなかった。
子供は、人はダメだと言われると余計にその奥へ行きたくなるもの。
私は初めはバイトと言って短時間だけ本当にバイトをして、その後の時間はソクジンがどこに行ったのか探していた。

あまりに見つからないソクジンが…本人の意思、なのかどこに行ったのか大学の友人はもちろん誰も行き先を知らなかった。

私はしばらくして反対する母を押し切って家を出てー

ソクジンが住む場所をようやく見つけ出した。

初めはソクジンはダメだと強く言って私を追い返していたが…私も家を出てきてしまったため、

〝お前は本当に…バカだな〟

と、少し哀しげに微笑んで私を家に入れてくれて、結局一緒に住んでいる。

最終的に…ソクジンの居場所を知っていたのはテヒョンだった。

テヒョンは、私がソクジンの元へ行く時に

「この先、ヒョンと一緒にいるなんて…何も良い事なんてないんだから。おれといたらいいのに。Aのばか」

なんて、多分テヒョンの精一杯の憎まれ口だったんだろう。

テヒョンにソクジンの居場所を教えたのは…
きっと、ソクジンも私に見つけて欲しかったんだと確信してる。

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