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朝。
珍しく朝遅くまで家に居たらしい母が来て、部屋を開けるなりタオルケットを剥がし
母「…っ、あんた達!!起きなさい!」
「…何、母さんいたの…」
母「もう!一緒に寝るのはやめなさい!幾つだと思ってるの!Aも!そんな格好して!何してるの、早く自分の部屋に戻りなさい!」
捲ったタオルケットを投げつけるように私たちに放って、バン!と荒々しくドアを閉め出て行った。
…何であの人は、こんな朝から怒ってるんだろうか?
寝ぼけながらも意味が分からなかった。
「ジナ、起きろって」
JN「…ん…ぁ…?昼…?」
完全寝ぼけてる。
そうだ、多分今なら何しても覚えてないはず。
「んーん、まだ朝」
ソクジンの唇をふにふにして、そこにそっと自分の唇を付ける。
ソクジンの様子を見ながらー
何度か軽くしてみると
不意にソクジンが抱き寄せて来て
JN「…ジス……だめだ…」
???!!!
ジス…??誰?!
思わず、私はソクジンの頬を叩きそのままベッドから抜け出して自室に戻った。
隣にあるソクジンの部屋から、ソクジンが
JN「…ってぇえ!!」
と言ったのが聞こえた。
何よ、誰なのよ?
ジス…?
学校同じ子?
今日、テヒョンに聞いてみよう。
後で起きて来てリビングに来たソクジンが、なんか俺叩かれた…?夢か?って
やっぱり寝ぼけてたみたいだ。
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作者名:ユイ | 作成日時:2022年5月27日 12時